- 2019年09月10日 08:22
台風で出社したAさんと、家で待機したBさんの生産性
全会社員へ。
台風の教訓を学び生産性の向上を。
AさんとBさんの場合。
<Aさんの場合>
関東を台風が襲った朝。
Aさんは電車が8時頃に運行するとニュースで知ったのでこれなら9時出社に間に合うと考え8時に駅に行った。
すでに台風は過ぎ去り天気はよかったので何の心配もないと思っていた。
しかし電車の運行は遅れる見込みだった。
点検に時間がかかっているとのこと。
もうすぐ動くはずと駅の改札前で待ち続けたがなかなか動く様子がない。
でもどんどん駅には動くはずと人が増えてきた。
30分待っても動かない。
すると運行再開の見込みがなんと1時間後とアナウンスされた。
そんなばかな。
1時間後なんて!もう30分も待っているのに。
しかもこれだと会社に間に合わないじゃないか!
あわてて検索する。
するとほかの鉄道会社が運行しているという。
この駅からタクシーを使えば20分もあればいけるはずだ。
あわててタクシー乗り場へと急いだところ・・・。
時すでに遅し。タクシー乗り場は長蛇の列。
しかもタクシーはほとんどこない。
でも急がなければ。
1時間待つよりタクシーに並んでほかの鉄道会社で行った方がはやくつけるはずだ。
9時過ぎになってやっとタクシーがきた。
動いている路線の鉄道駅まで普段なら20分でいくはずが大渋滞。
40分以上もかかって駅にたどりついた。
もうこれでこの電車に乗っていけば会社にいけるはず!と思いきや。
そこには信じられない光景が。入場制限。
駅の外まであふれる行列。電車は動いているが人であふれてとてもすぐには乗れない。
でももうここまできたらこの電車に乗るしかない。
駅に入るまで30分待ち10時過ぎになんとか電車に乗れた。しかしありえないほどのぎゅうぎゅう詰めの電車だ。混雑のため駅の停車時間がいつもより長い。そのうち急病人が出てその電車も大幅に遅れる始末。
1時間あまり電車に乗りそこからさらに地下鉄などを乗り換えてやっと会社にたどりついたのは11時半過ぎだった。
普段なら8時に出れば9時前には着くのに。
今日は8時から電車が動くっていってたのに。
もう会社につくとへとへとでまるで仕事にはならなかった。
<Bさんの場合>
関東に台風がくるとの情報を得たBさんは月曜日に出社できないかもしれないと考え金曜日の夜、仕事を一部家に持ち帰っていた。
日曜日になると月曜の電車は8時頃から運転の見込みとのことだったが「こんな時はどうせ時間がずれこむに違いない。そもそも8時に行ったところで人でごったがえして大混乱に違いない」と判断。
月曜午前中は家で仕事をすることにした。
家で9時から12時まで3時間あまりびっちり仕事をした後ご飯を食べて13時過ぎに家を出た。
電車の混乱はだいぶおさまっており会社には通常通り40分程度でついた。
朝、疲弊して会社にたどりついた人とは違いすんなりこれたのでなんの疲労もなく仕事に打ち込んだ。
・・・・・
どうだろう?圧倒的にBさんの方がいいに決まっている。
これ実際、私が会社員時代に台風時にやっていたことだ。この方がはるかに生産性がいいし仕事ははかどる。
「持ち帰れない仕事や職種はどうすんだよばーか!」
という罵声が聞こえてきそうだが8時に出て11時半にへろへろになって着くなら午前半休して13時過ぎに行った方がはるかにいい。
会社に行くことが仕事だと思い込んでいる人があまりに多すぎる。
仕事とは仕事をすることであって会社に行くことじゃない。AさんとBさん、どちらがいいか明白だ。
もし会社に行ってでないと仕事ができない職種なら前泊すればいい。会社のそばに泊まれば電車の混乱など関係なく通常出社し仕事ができるだろう。
それが仕事だ。
混乱した交通機関に突っ込みあほみたいに何時間もかけて会社に行くことが仕事じゃない。
今度の台風時にぜひAさんのような頭悪い行動はしないように。