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SEOが絶対に必要な29の理由

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ソーシャルメディアマーケティングの重要性が叫ばれ、パンダ、ペンギンにペナルティ警告メール&実際のペナルティも多発と、SEOの存在価値が改めて問われつつある2012年の夏。それでもやっぱりSEOは検索エンジンがある限り重要です、と言い切りたいあなたのためにサーチエンジンランドからSEOが必要な理由をなんと29もまとめてくれた長文記事を。クライアントや上司の説得材料としても、SEOの専門家としての存在理由を再確認し自身を鼓舞するためにも時間がある時にじっくり読んでほしい内容です。とはいえ、長文で読み応えがありすぎるので、サラッと見出しを眺めて気になる項目があれば読んでみるのもありかも。 — SEO Japan

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SEO
と言う用語を聞いたことがあるだろうか?SEOは、様々なオンラインのビジネスにおいてプラスに働くと考えているのではないだろうか?なぜSEOがそこまで効果があるのか気になっているのではないだろうか?

だからこそ私はこのレポートを作成して、1点だけではなく、5点でもなく、そして、10点でも飽き足らず、29点ものSEOを信じるべき理由を挙げることにしたのだ。このレポートを通じて、SEOが強力である理由を分かってもらうため、そして、マーケティングおよびコミュニケーションにおいてSEOが担う役割にスポットライトを当てたいと思う。

数週間前、サーチエンジンランドでSEOサービスの価格設定が難しい点を指摘するエントリ(日本語)を配信し、多くのポジティブなコメントをもらった。

新たな質問を投げかけるだけでなく、SEOを行う価値を社内のマネージャーやCEOに認めてもらい、SEOに対する予算を増やしてもらう上で苦戦した経験を明かす読者も現れ、SEOを売り込むプロセスで遭遇した難問を分かち合っていた。

このような質問や問題に対する答えはこの記事を見れば分かるはずだ – それではSEOを活用することが理に適っている最も説得力のある理由から挙げていく。

1. SEOはコストではなく投資である

SEOは見返りの多い投資である。SEOをウェブ分析のデータと組み合わせた結果、特定のキーワードがグーグルの2ページ目にランクインしているページで優れたコンバージョン率を残しており、チャンスを活かし切れていないことに気づく人もいるだろう。

ランクを大半のクリックが行われる1ページ目のトップ3に上げることが出来れば、SEOに対する適度な投資から大きな見返りを得られる。だからこそSEOは不動産への投資に例えられており – 適切に実施していると巨額な見返りが得られることもある。

2. SEOは売り上げの主役にスポットライトを当てる

主役とは誰を指しているのだろうか?もちろんウェブサイトだ!

考えてみてほしい。1年中毎日働き、休むことも、遅刻することもない。命じたことには従い、さらには売り上げ、リード、そして、オプトインを規則正しく呼び込む。ウェブサイトは“完璧”な従業員であり、複数の作業を効率的に同時に行い、一度に大勢の顧客候補に対処する。そして、ウェブマスターに忠誠を誓っている。

SEOは営業スタッフの中心的存在であるウェブサイトに注目を集め、マーケティングキャンペーンに適切に重点および焦点を置くことで、最大のパフォーマンスを発揮させる効果がある。

3. SEOはマーケティングミックスにおいて欠かせない要素

サーチエンジンランドに私が投稿した他の記事を読んだことがあるなら、私があらゆるビジネスのマーケティングにおけるSEOの重要性を指摘していることはご承知のはずだ。 SEOは顧客候補を呼び込む取り組みに長けており、コンバージョン率も押し上げることが出来るのだ。

しかし、SEOだけが活躍するわけではない点も私は十分に理解している。SEOだけではマーケティングのポテンシャルを最大限に発揮することは出来ないだろう。ソーシャルメディア、ブランディング、そして、その他のマーケティング戦略がSEOを補う。これらの要素を組み合わせることで、それぞれの要素を強化し、お互いを補強することが可能になり、ビジネスを大幅に成長させることが出来るのだ。

マネージャーまたはCEO側に関しては、どの要素を優先すればいいかを考えることではなく、SEOを賢くマーケティングミックスに統合して、見返りを高めることが要求される。

だからこそ、それぞれの分野のエキスパートが他の要素よりも多く売ろうと心掛ける“マーケッター同士の戦い”ではなく、SEOを含むマーケティングサービスのミックスを適切にまとめるための協力や提携の機会と捉える方針が、最大限のメリットをもたらすのだ。

常に“顧客に望むもの”を与えるのではなく、顧客が提供されている様々な選択肢から選ぶ方法を心得ていないと言う事実にそろそろ直面するべきである。

プロとして、マーケッター、そして、SEOコンサルタントは、自分以外のその他のスペシャリストを否定的にとらえることも、誤解を招くような言動も慎まなければならず、クライアントが適切な基礎を構築し、組み合わせを行う際、および計画を練る際に手を貸す必要がある。そして、ビジネスの全体的な目標に一致する、最も効率が良く且つ見返りの多い戦略および戦術を効果的に実装し、管理する上でクライアントを導かなければならない。

プロのマーケッターなら、顧客を危機から遠ざける、または、結果的に苦境に顧客を追い込む、身動きが取れなくなる、もしくは沈没を招く一般的な戦術を採用する方針を変えさせることも仕事の一部である。個人的には、“真実を全て明かさない行為”は“嘘をつく行為”と同じだと考えている。このアプローチは全ての企業にプラスに働くわけではない。自分の得意分野および専門分野を踏み出す行為に眉をひそめる人達もいるかもしれない。

しかし、小規模および中規模なビジネス、そして、スタートアップは、このような助言を送る/相談を持ちかける役割を採用し、プロフェッショナルなアドバイスを提供して、“ビジネスの発展”を促す助言を送る価値はある。さらに、製品、価格、そして、アドバイスを裏付ける確固たる証拠を見せることが出来れば、信頼を勝ち取るるはずだ。この時点まで到達していれば、クライアントは、正しい選択肢だと思っていた選択肢とは異なる方向に向かうアプローチを提案されたとしても、アドバイスに喜んで従ってもらえるようになっているはずだ。

クライアントは、コンサルタントの専門知識を自分達が持っていないが故に求めているわけではないため、(論理的に言って)完璧なアドバイスを求めることが出来ない点を肝に銘じておく必要がある。求めるものを何でも与えるスタンスは、結局クライアントにとって得策ではないことが多い。この点については、内部のスタッフを抱える大きなブランドにとっても、小規模なビジネスと同じことが言える。

4. SEOはリサーチ/購入サイクルに影響を与える

SEOはマーケティングコストの増加とは比例することなく売り上げを高め、その結果、利益を大幅に、そして、時間の経過とともに増やしていく。SEOは、コンバージョン率を高める基礎的な効果、そして、コストを大幅に増やすことなく売り上げを高めることが出来るため、その他のオンラインマーケティングの形式よりも、優れたROIでビジネスのあらゆる目標を促進することが出来る。

自分のブランドのことは世間に知れ渡っており、自分こそが最高の権威だと油断していると、非常に大きなコストを伴う過ちを犯してしまう可能性がある。人々は常に有利な取引を求めてリサーチを行っており、ソーシャルネットワークが動かすウェブを用いて比較を行っている。そして、価格を意識した買い物を行う傾向は、消費者がお金を慎重に使う不況時により多く見られる。

SEOはこのリサーチおよび購入サイクルで重要な役割を担っている。SEOは、検索エンジンのユーザーが既に求めている情報が掲載される検索エンジンの上位に格付けされる、重要且つ関連するキーワードを介して、顧客候補をウェブサイトに集める磁石のような働きをする。顧客がいるところに向かい、自分が提供する解決策に導くのだ。

5. SEOの価格は変化する

SEOサービスの価格設定は、難しい(ただし、私が以前投稿したエントリ「SEOの値段は?(日本語)」を介した議論で一部の人達はとてもシンプルだと反論していた)。

SEOサービスに対する“値札”を調節することが可能な世界共通の基準が存在しないのだ。キーワード分析、リンク構築、そして、その他のSEOのアクティビティはそれぞれ異なり、特定の状況に応じてカスタマイズされ、調整される。また、SEOのプロパイダーの間であっても、質は大きく異なる。経験豊かなプロもいれば、詐欺師、素人、そして、無知の業者もいる。

しかし、SEOの責任者は最も“危険”な関係者と言える。なぜなら、選択に対する責任が重く肩にのしかかっているからだ。最も安価、もしくは高額な提案、部分的、もしくは総合的な提案、経験豊かなプロ、もしくはSEOに詳しい従兄の提案を選ぶ前に、「SEOの値段っていくら?(日本語)」を読んで、微妙なニュアンスおよび具体的な詳細を理解しておいてもらいたい。

専門のサービスとして、SEOには、裏側で作業を行うチームが存在する。彼らにほとんど予算を与えないなら、両腕を縛るようなものであり、取り組みは制限されてしまうため、最高の結果は期待できない。

ここまで言っても、SEOに関連する相乗効果、そして、これらの要素がお互いに作用する仕組みについて信じられないなら、たとえある程度料金を支払うことになったとしても、SEOの事前分析を求めるべきである。これは安全な投資であり、その結果、SEO戦略を採用することで得られる本当の価値を信頼することが出来るなら、大きなメリットを得られる。

SEOに関する誤解は多い。そして、この「アート・オブ SEO」には良い例が多く掲載されている。一部の有名な作り話を挙げていく:

  • SEOの目的(“一ヶ月に100本のリンクを構築する”)は事業の目標(“収益を5%上げる”)よりも重要である。
  • SEOは独立しており、その他の企業の部門には溶け込まない。
  • SEOの手法は、検索の量および人気に関わらず、マーケティングのコンセプトおよび製品のタイトルに実装すると効果が高い。
  • SEOのアクティビティは、調整および管理者による監督を行うことなく実行に移すことが可能である。
  • SEOを開発者に任せるべきである(“彼らを信頼しよう。すべてうまくいくはずだ!”)。

この記事にはもっと多くの誤解が紹介されている: SEO担当者を悩ませる24の永遠の課題(日本語)。

6. SEOの費用は妥当

適切なSEO業者を選ぶ点において逆張り投資を行うことで利益を生むマーケティングは、SEOだけである。複数のSEO業者を比較する際、最も安価なサービスを採用したくなるが、最も高額なサービスが最も賢い選択肢である可能性もある。

それはなぜだろうか?そもそもSEOはコストではない。投資である。また、最も高額なSEO業者が、他の業者の2倍の価格を設定いるとしても、マーケティングを統括しているなら、もしくは意思決定する権限を持っているなら、高額な理由を詳しく調べるべきである。他の会社が考えもしない額のオファーを何のためらいもなく出すことが出来る、その自信はどこから来ているのだろうか?

最も高額のSEOサービスが、収益の目標および成長のターゲットを2倍の料金で2分の1の期間で達成するとしても、本当に“高額”と言えるだろうか?$1ごとに$4を払うオファーを出したとしたら、私がキャッシュと一緒に逃げないと仮定した場合、今日何ドル私に投じるだろうか?

ここでSEOの事前分析が役に立つ。調査によって、マーケットが大きく十分な量の検索をもたらすものの、競争が緩やかであり戦って勝てる点が証明され、また、経験豊かなSEOコンサルタント、もしくはSEO業者が時間の経過とともに取り組みを介してターゲットにしていたトラフィックを得ている点が明らかになったら、考えは変わるだろうか?このトラフィックが高い率で売り上げおよび収益にコンバートし、その後、SEOキャンペーンにおけるビジネスへの影響が、徐々に「1ドルを払って4ドル得る」プランよりも遥かに値打ちが高いことが判明したら、どう考えるだろうか?

マーケティングの予算の割り当てを厳しい目で確認したくなっただろうか?SEOのポテンシャルを活かし、簡単に手の届く目標を達成する方針を検討するべきだろうか?

これは感情に流されるような決定ではない。論理と確かなデータに基づいた決定である。「高額なSEO」は車を買うようなものだ。フェラーリはワーゲンのビートルよりなぜ値段が高いのだろうか?その理由は数多くあり、これはSEOにも当てはまるのだ。

7. SEOは糖衣ではなく、重要な材料

多額の資金を新しいウェブサイトに投じたと仮定しよう(最高のデザインが採用されている)。そんなときに検索エンジンでのビジビリティを高めるため、さらに投資を行うよう求められたら耳を塞ぎたくなるかもしれない。

しかし、グーグルはそのビジネスを理解するために助けを必要としている。事実上ウェブサイトのDNAに刻み込まれているSEOは、最も明るい光でビジネスを照らし、検索エンジンにアピールする効果がある。

私はSEOコンサルタントであり、“最先端をいく”ウェブサイトを構築し、SEOを加えたいと望む企業から電話がかかってくることがある。これは順番が違う。ケーキを焼いてから、溶いた卵をかける、もしくは砂糖を上に振るのではない。これらの材料をかき混ぜるのだ。

ウェブサイトの構築、コンテンツ管理システム(CMS)、URLの構文、そして、ウェブデザインの計画時にSEOを考慮することで、最高の結果を得られる。こうすることで、過去のURLを新しいURLに散りばめ、ランディングページをユーザーの意図に合わせ、顧客候補を“購入ルート”に導き、数年間かけて獲得したランキングを守る上で役に立つ。

SEOコンサルタントは、順番を間違えていたとしても(大いに)助けてくれるかもしれないが、時間、労力、資金がより多く必要になり、また、後に修正を行うための大規模な再構築の取り組みを幾つか求められる。

8. SEOはSEOフレンドリーなCMSを使うだけではない

CMSのベンダーは、当該のCMSがSEOフレンドリーであり、最適化されていると言うかもしれない。騙されてはいけない。それだけでは十分とは言えない。まだまだやらなければいけないことはある。SEO=コードと言う考えをそろそろ捨ててもらいたい。グーグルは“コード”を探しているのではなく、“コンテンツ”を求めているのだ。

ランキングシグナルは200以上あり、また、アルゴリズムは毎年何回も変更されている。CMSのコードは氷山の一角に過ぎない。サイトに対して適切なフレームワークを提供するSEOフレンドリーなCMSは役に立つ。しかし、それだけで検索エンジンを独り占めすることは出来ない。

その中でも重要なのは“コンテンツ”である。コンテンツは王様である。細部を疎かにすると痛い目に遭う。キーワード、周りの環境、そして、全体的なマーケティングミックス、全てが必要である。CMSはこれらの点にあまり関係ない。良質なフライパンとフードプロセッサーを買ったからと言って、ミシュランに載るようなレストランのシェフになれると期待する人はいないはずだ。

SEOは新しいコンセプトではないが、多くのSEOや部門の統括者はオンラインビジネスにおける優れたSEOの重要性をしっかりと学んだことはない。CMSのベンダーは誤った方向に導き、判断を誤らせる可能性がある。 SEOは非常にテクニカル且つ最新のマーケティングテクノロジーであり、理解していない人達は大勢いる。

しかし、正しい質問を投げかければ、最終的に勝利を得られるだろう。

9. SEOはインパクトを倍増することも可能

名刺を印刷するのに幾ら費やしただろうか?もしくは宣伝用のパンフレットを作るのに幾ら費やしただろうか?ウェブサイトに投じた額と比べればそこまで高くはないはずだ。

印刷業者に送る前に、慎重に名刺、パンフレット、もしくは広告を確認しただろうか(または他の人に見直してもらっただろうか)?間違いなく確認したはずだ。

しかし、高額な、比べものにならないほど強力なマーケティングツール – ウェブサイト – を立ち上げる前に、検索のスペシャリストにチェックさせただろうか?

名刺やパンフレットを多額の費用をかけてデザインおよび注文し、棚にしまったままにしておくだろうか?そんなことはしないはずだ。

SEOを無視しているなら、その豪華なウェブサイトに対して同じ行為をしていることになる。大勢の顧客候補や理想的なクライアントに見てもらえたかもしれない。グーグルの気分に格付けを一任するのは得策とは言えない。

素晴らしいラインプリンター設備を持っているからと言って、自分で直接名刺を印刷するだろうか?そんなことはしないだろう。印刷の経験を豊富に持った会社に注文するはずである。

SEOはデジタル版のコーリングカードである。ウェブサイトをターゲットに選んだ人達の前に提示することで、インパクトを大幅に増幅させることが出来る。自分の仕事を理解しているプロフェッショナルな人物に任せておくべき正当な理由がある。

エキスパートは、ウェブサイトが確実に適切なオーディエンスに向けてアピールしており、オーディエンスの多くに見てもらうことで、デジタル版の名刺が割り振られた重要なタスクを最高のパフォーマンスで実行することが出来るようになる – つまり、優れたリードを得て、製品を購入する顧客にコンバートするのだ。

10. SEOは無料広告の機会を逃さない

ドアの標識を他の業者に書いてもらいたいだろうか、もしくは名刺の内容を決めてもらいたいだろうか?競合者にディスプレイ広告をデザインさせるだろうか、もしくは店に誰が来るかを決めさせるだろうか?

戦略的にウェブサイトのタイトルタグとメタデスクリプションを作成していないなら、それを許していることになる。これはビジネスにとってプラスにはならない。「試し刷り」を印刷する宣伝用の素材に残してしまうようなものだ。

SEOは検索結果にどのように掲載されるのかを指示することが出来る。顧客候補の多くが“適当なテキスト”を見ているようでは、ドブにお金を捨てているのと変わりはない。無料で宣伝する機会をみすみす見逃していることになる。

幸いなことに、この点に気づいたなら、簡単に修正することが可能である。SEOはコントローラを取り戻し、ビジネスを正しい方向に導くことが出来るようになるだろう。

11. SEOはソーシャル共有を活用する

フェイスブック等のソーシャルメディアに参加しているだろうか?SEOはソーシャルメディアで重要な役割を担っている。ソーシャルネットワークでユーザーによって共有されたコンテンツは、タイトルタグやメタデスクリプション等、SEOに直接関連している。これはユーザーが記事やストーリーをウォール、グーグル+のプロフィール、ツイート等で見る情報である。

SEOストラテジストは、マーケティングおよびコミュニケーション部門と協力してこのプロセスを管理する上で手を貸してくれる。SEOを通して、人々が何を読み、何を考え、そして、ソーシャルサイトで何をして、とてつもないペースで何を広げるのかをコントロールすることが出来るのだ。

12. SEOはウェブサイトを見つけてもらう上で役に立つ

ウェブサイトはオンラインのオーディエンスが初めて接する点である。リードを生成し、顧客候補を限定し、新たな顧客、パートナー、または投資家を引き寄せる効果が見込める。

しかし、発見してもらえないようでは、ウェブサイトは何の役にも立たない。ここでSEOが大活躍する。

SEOは検索結果でサイトを上位に押し上げる、クリックおよびページビューを増やす、もしくは“直帰率”を最低限に抑えるだけの取り組みではない。 これは危険な勘違いである。現在の効果的なSEOは、企業の目標と戦略に深く根付き、ターゲットのマーケットおよびセグメントに存在する個人の心理をベースにしている。

SEOはウェブサイトを見つけてもらい、気づいてもらい、そして、愛してもらう取り組みである。

13. SEOはビジネスの核心に触れる

コーディングスキルと検索フレンドリーなCMSだけでは十分なSEOとは言えない。テクノロジーに詳しい知り合いや優しい友達が週末にビールを飲みながら修正することが出来るような生易しいものではない。プロのSEOは本格的なビジネスである。

SEOは心臓の手術に似ている。自然の検索がウェブサイトのトラフィックの過半数をもたらしているなら、SEOはビジネスの心臓である。メスを握るのが優秀な心臓外科医でなければ助からないかもしれない。

スペシャリストがSEOに対応しなければ、ビジネスは破滅する可能性がある。一番優秀な心臓外科医に手術してもらいたいように、自分で試してみるのではなく、最も優秀なSEOコンサルタント、もしくはストラテジストを求めるべきである。

誰がSEOの雇用を担当しているにせよ、SEOにはマーケティングとコミュニケーション、ビジネスと経済の理解、戦略的な思考、そして、既成概念にとらわれない考えが求められ、同時に企業の全体的な目標とターゲットに焦点を絞る点を把握しておく必要がある。SEOキャンペーンを監督する人物は、広範なマーケティングの責任者、ファイナシャルアドバイザー等の役割を担うことになる。

誰にでも出来る仕事ではない。また、適任の人材を見つけるのは容易ではないだろう。この困難なタスクを社内のウェブディベロッパーやデザイナーに任せるのは賢明な判断とは言えない。ウェブディベロッパーやデザイナーがSEOに詳しくなっているとしても、SEOを“2番目の優先事項”にする行為、そして、セミナーで誰かにもらったチェックリストにチェックを付けながらインストールする行為は重大な誤りである。

当然だが、コストを削減する手段としてSEOを検討するかもしれないが、この考え方は“節約”するだけでなく、大幅に収益のポテンシャルまでも下げてしまう。これはとても一般的な誤りであり、私自身も何度も遭遇したことがある。

クライアントはSEOを“買ったものの利用しないソフトウェア”、そして、ウェブデザインやHTMLのコーディングを多少知っているなら簡単に修正することが出来る“押しボタン式”で実装するものだと考えている。これでは車や家を修復する必要がある際に糸とテープで直すようなものだ。安全性が脅かされてしまう。SEOに同じようなアプローチで臨むと、事業(収益および成長の伸びしろ)を失うリスクが生じる。

14. SEOは信用と信頼を築く

SEOはブランドに力を与え、改善し、そして、知名度を上げることが出来る。誰かがビジネスにとって重要なキーワードや関連するキーワードおよびフレーズを検索した際に、検索結果の一番上で発見してもらうことが最終的な目標である。すると心理状態に変化が現れ、顧客候補のビジターに自分のビジネスが最高だと思ってもらえるようになる。

ウェブサイトのタイトルとメタデスクリプションタグが、ブランドに力を与える情報を伝え、戦略的なビジネスの目標に一致するマーケティングのメッセージを伝達する上で役に立つ。

そうすれば、顧客候補は、当該のビジネスが一番優れていると考える。

今は誰もが“ググる”時代である。グーグルの検索結果の上位に掲載されているなら、信頼性を確立する上で大きな効果がある。最高のタイミングで、最高のソリューションを用意し、顧客と同じ場所にいることが出来れば、大勝することが出来るだろう。

しかし、検索結果にリストアップしてもらう取り組みはあくまでもパズルの1ピースでしかない。もっとピースが必要である。顧客候補の考えを察知しなければならない。彼らの言葉で話し、彼らの痛みを感じる必要がある。 彼らにソリューションを与えることが出来れば、オーディエンスの信頼度は大きく向上するはずだ。

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