記事
  • 東龍

相次ぐインスタ映えによる大量の食べ残し 悲劇が起こる理由と解決するために考えてほしいこと

1/2

[画像をブログで見る]

インスタ映えによる食べ残し

2017年に「ユーキャン新語・流行語大賞」を受賞してから、インスタ映えという言葉が一般的になりましたが、みなさんはインスタ映えのために食べ物を残したことがありますか。

つまり、Instagramに投稿することだけを目的として撮影を行い、食べ残したことはあるでしょうか。Instagramではなく、FacebookやTwitterなどのSNSであっても同様です。

Yahoo!ニュースのトピックスにも取り上げられていましたが、大阪の有名ジビエ料理店に入店した客が人数分以上の料理を注文しました。スマホで写真を撮影したものの、8割を食べ残し、店から出入り禁止を言い渡されたということです。

関連記事
インスタ映え?撮影→8割食べ残しの非常識客 被害のジビエ料理店は「出禁」を決めた

また、兵庫県西宮市の甲子園球場近くにある老舗が、規格外のボリュームを誇る「カツ丼大」の提供をやめることが話題に上りました。

理由は先と同じように、オーダーして写真を撮影するだけで、半分以上を残して帰る客が数年前から多くなってきたからということです。

関連記事
球児のために作った「大盛りカツ丼」 甲子園の老舗食堂がやめた悲しい理由

インスタ映えによる食べ残しを、どのように捉えるべきでしょうか。

食べ残しはよくないこと

まず、インスタ映えによる食べ残しは、明らかによくないことであると述べておきます。

飲食店における飲食や滞在は、客と飲食店との契約なので、食べ残さないことを約束に提供された食べ物でなければ、食べ残したとしても、何も問題ないかもしれません。

しかし、植物や動物などの命を食べることによって生きている人間にとって、食材や生産者、作り手や担い手に感謝し、食べ物を大切に食べ、できるだけ残さずに完食しようとするのは、当然のことではないでしょうか。

<ブッフェで食べ残すのはもう超ダサい 「元をとりたい」が全くダメな理由>でも述べましたが、食品ロス問題の専門家であり、Yahoo!ニュース 個人 オーサーを務める井出留美氏の記事が大きな反響を呼んだり、食品ロス削減法が成立したりしています。

日本でも関心がもたれている食品ロス削減という文脈からも、食べ残しなどによる食品廃棄を減らそうという考え方が広まってきているのです。

したがって、食べ残すこと、それもインスタ映えを理由とする食べ残しは、決して肯定されるべきものではありません。

インスタ映えで食べ残してしまう理由

先の記事に関しては、私も以下の通り、オーサーコメントを投稿しました。

インスタなどのSNSに上げるためだけに食べ残す事件には、2つの原因があると考えています。それは、ファッションフード化と食育の不足です。

食べ物を着飾るもののように扱い、自分自身が目立つだめだけに利用しようとすると平気で食べ残してしまいます。レストランを訪れる方の中には、高級食材の料理を食べている自分、ミシュランシェフと写っている自分、予約がとれない店にいる自分を演出することを目的としている方もいます。

食育の不足によって、料理に対する想像力が欠けているように思います。作り手へのリスペクトはもちろん、生産者や食材への感謝が失われているのではないでしょうか。その一皿が完成されるまでに、多くの時間や手間、そして命が費やされていることを忘れてはなりません。

動物や昆虫でさえも、食べ物を大切に食べます。素晴らしい食文化をもつ人間が食べ物を大切にできないのは由々しき事態です。

出典:インスタ映え?撮影→8割食べ残しの非常識客 被害のジビエ料理店は「出禁」を決めた

ここで述べたのは、インスタなどのSNSに投稿するために食べ残すのは、ファッションフード化と食育の不足が理由であるということです。

オーサーコメントでは文字数の制限があるので簡潔に述べましたが、詳しく説明していきましょう。

あわせて読みたい

「食育」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    布マスク費用への批判は大間違い

    青山まさゆき

  2. 2

    SNSでコロナ避難 危機感募る沖縄

    小林ゆうこ

  3. 3

    日本の補償は本当に「渋チン」か

    城繁幸

  4. 4

    タバコで新型コロナ重篤化の恐れ

    BLOGOS編集部

  5. 5

    高学歴女性がグラビア進出する訳

    NEWSポストセブン

  6. 6

    反権力は正義か マスコミに疑問

    BLOGOS編集部

  7. 7

    現金給付案に自民議員からも批判

    山田賢司

  8. 8

    米 議員にZoomの使用禁止通達か

    ロイター

  9. 9

    辻元氏「ピント外れの補正予算」

    辻元清美

  10. 10

    国民の理解得ぬコロナ議論は不毛

    中村ゆきつぐ

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。