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暴力団抗争激化で小中学校の秋の運動会が中止危機に

事件翌日の現場付近

 8月21日、神戸市熊内の住宅街で、六代目山口組・司忍組長の出身母体である弘道会の、二代目藤島組系の組員が、原付スクーターに乗った人物に銃撃された。弾は肩、足、腹部に命中した。この銃撃事件は、今年の春に起きた山健組若頭襲撃事件への報復かもしれないという見方もある。

「今回の銃撃事件は、令和になって初めて兵庫県警で捜査本部が立ち上がった事件で、県警もかなり緊張しています」(マル暴担当記者)

 警察側は全国での監視体制を強化しているという。

「今年は10月に即位の礼、11月に大嘗祭という皇室の重大行事がある。ヤクザは皇室を重んじるため事件はないと思われていたが、その前に動いたということか。10月には六代目山口組ナンバー2・高山清司若頭の出所も控えるし、時期が時期だけに我々も警戒を強めざるを得ない」(警視庁幹部)

 その場合、どこが抗争勃発の危険地帯となるのか。

「弘道会本部のある名古屋や、各暴力団が混在する東京、大阪も危ないですが、やはり今回の事件が勃発し、六代目山口組、神戸山口組の双方が本部を構える神戸がもっとも危険なのは言うまでもないでしょう」(ジャーナリストの伊藤博敏氏)

 神戸市内では、すでに事件の影響が出ている。今回の銃撃事件を受けて、神戸市内の小中学校で夏休みの関連行事や部活動が中止になった。神戸市教育委員会は学校行事の自粛を各学校に要請したという。

「秋には多くの学校で運動会が予定されている。再び事件が起きたら、中止せざるを得なくなるのではと心配している保護者は多い」(地元紙記者)

 折しも隣接する兵庫県淡路市では、神戸山口組の旧本部事務所に対して市民から暴力団追放運動が起きたことを受け、神戸山口組が売却を検討していることが報じられた。抗争激化によって、こうした市民からの反発の動きが広がっていくかもしれない。

※週刊ポスト2019年9月13日号

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