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韓国政府が犯した最大のミス

■お互いに言いたいことを言うのが友好国


 日本に対して「親日」「反日」という言葉があるように、最近では韓国に対して「嫌韓」だけでなく「断韓」という言葉まで飛び出し、日韓問題の話題には事欠かない日々が続いている。

 これまで他の東アジア諸国に対して平身低頭な謝罪外交ばかり行ってきた日本が少し強気な態度に出ると、プライドが逆撫でされるのか、その反抗的な態度を戒めようとする人々がどこからともなく現れる。

 国と国の関係とは本来、対等の立場が理想であるわけだから、お互いに言いたいことを言い、意見の合わない部分はどこかで妥協するという姿勢が望ましい。
 友好国の関係とは本来、そういうものだろう。どちらか一方が強気で、もう一方が弱気というような主従関係であるなら、それは見せかけの友好国だ。あるいは、どちらも言いたいことを言わない関係であっても同様、それも真の友好国とは言えない。

 このことは友人関係に置き換えて考えればよく解ると思う。考えが合わずに口喧嘩をして、お互いに悪口を言い合う時があったとしても、その後に妥協という名の和解をすれば、両者の絆はより深まるはずだ。それができないというのであれば、距離を置くしかない。

■文在寅政権の痛恨のミスとは?


 今回、日本でも珍しく表立って韓国批判が起こっているのは、韓国政府の責任であり、文在寅政権の痛恨のミスである。そのミスとは何であるか?
 それは、現在進行形で発生している事件についてバレバレの嘘をついてしまったことである。

 既に過ぎ去った昔の出来事については、その事実を調べようとしない知的好奇心の低い(受動的な)人々に嘘は通用しても、現在ただいま発生している出来事については、余程の鈍感な人を除き、嘘は通用しないという当たり前のことを見落としてしまったこと、それが最大のミスなのである。

 日本はマスメディア報道が少し左に偏っているとはいえ、幸いにも中国のような情報遮断国家ではないので、日々のテレビ報道を観ていれば、余程の鈍感な人でない限り、ある程度の事件の経緯が分かる。況して、日々、ネットで情報を漁っているような人であるなら尚更だ。文在寅大統領が嘘をついていることは中・高生でも分かると思う。

 韓国の失敗は、掟破りのプロパガンダを行ってしまったこと、これに尽きる。中共が香港デモの制裁に二の足を踏んでいるのも、同じく現在進行形の事件であるため、嘘で塗り固めることは容易ではないからだ。
 ネット社会で嘘をつき通すことはできないという現実が中共には見えているが文在寅政権には見えなかったのかもしれない。

 韓国政府が救われる道は「嘘を認めること」、基本的にこれしかないと思うが、日本に対して謝罪するなどということは死を選ぶことと同義なのかもしれない。友好国にあるまじき、そのプライドの高さが最大のネックだと言える。

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