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なぜ、中田敦彦さんは政治を語り始めたのか。

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中田さん!リベラル論客にならないんですか?


たかまつ:
すごい私気になっていたことが一つあるんです。中田さんはYouTube大学で原発や消費税、憲法のことにも深く踏み込んでお話されてますよね。実際にネットニュースになったり「リベラル論客として期待できる」という声もあります。中田さんはその方向に舵を切っていくのかどのように考えいるんでしょうか?例えば、朝生からオファーが来たら受けますか?

中田:
受けませんね。つまらなそうだから。

たかまつ:
でも、出演したら中田さんの評価は上がると思いますよ。

中田:
僕は、「リベラル論客として中田は一角のものだ」という評価はあまりいらないんですよ。僕の喋りが面白いとか、僕が紹介するものは面白いと思ってくれるお客さんが増えれば良いんです。
例えば原発について話しましたよね。あれも「原発の稼働は良いのか、悪いのか」を通り越して、「人類が直面しているエネルギー問題」として捉えると一つのストーリーになっているんです。デスノート的に見てますよ。

たかまつ:
原発問題をデスノート的に見る?どういうことですか?

原発に好奇心が注がれる訳


中田:
原発問題もデスノートも、「どうすべきか」という問題を超えているんです。物語が展開していく中で「人間は面白い」に帰着するところがあるんですよ。デスノートで言えばLとキラのどちらにも言い分があるし、デスノートが持つとんでもない力を人類がどう使うのか気になるじゃないですか。
原発もそうなんです。あのエネルギーを人類がどう使うのかに好奇心が刺激されるんですよ。まず、現状がとんでもない状況にあるじゃないですか。だって原子力発電所という「処分の仕方が分からない」ものが明らかに対処し切れていない状態にあるのに、今いろんなしがらみの中で再稼動や輸出の話が動いています。この問題は日本やアメリカだけじゃなくて、地球上が注目している問題ですよ。

たかまつ:
もう世界中が影響を受ける問題ですよね。

中田:
そうなんです。でも、僕とたかまつさんって、政治や社会問題に関する姿勢が大きく違ってるんですよ。僕はどちらかというと、もう少し志は低いんですよ。

たかまつ:
志が低い?どういうことでしょうか?YouTubeで政治についてお話されているのに。

中田:
知的好奇心が僕の柱にあるんですよ。なので、こういう本があって面白かった、だからしゃべっているに過ぎないです。絶対的に「こういった政治システムが正しい」という考えには至ってないんです。

たかまつ:
自分が面白いと思うから話しているということですか?

中田:
そうです。例えば、今は投票率が上がっていないということが何を意味するのか理解されていないので、それをみんなに伝えることは僕の知的好奇心を満たすんです。僕の行動原理は知的好奇心なんですよね。
だから、僕がYouTube大学とかでやっていることはエンターテインメントです。

僕は「テレビで負けた」から、テレビから退場したんですよ


たかまつ:
すごい意外だったことが、2年くらい前にあるんです。キングコングの西野さんとかと一緒に飲みに行かせていただいた時のことですね。その時に中田さんに「うらやましいです。テレビにもたくさん出ていらっしゃって」と話したら、中田さんは「サラリーマンみたいですよ。レギュラーもあるから海外旅行も行けないし」と話していたんです。すごい意外だったんですよね。

中田:
そうですね。それはもうテレビがつまらないというよりは、「テレビの中でつまらないポジションしか僕がまだもらえていない」ということなんですよ。
レギュラーが何本あってもそれは僕の番組ではないし、僕の考える企画ではないわけですよね。あくまでも一つのパーツとしてしか僕はテレビには必要とされなかった。これは完全に僕の敗北なんですよ。やっぱり負けているゲームってつまらないじゃないですか。だから辞めるという非常にシンプルなゲームを続けている男なんですよね。

たかまつ:
とても「テレビで負けている」なんて思いませんでした。

中田:
全然勝ってないんすよ。

中田:
テレビですごい負けたなと思ったことがあるんです。2016年に『パーフェクトヒューマン』という楽曲が注目された影響で、ゴールデンタイムで「中田歴史塾」という特番をやらせてもらったんですよ。その時に数字で勝てなかったんですよ。

たかまつ:
視聴率ですか?

中田:
そうです。どう勝てなかったのかというと、2~30代の男性がメインの視聴者だったんですけど、その層はテレビのメインターゲットじゃないんですよ。これって街で例えると巣鴨でお店を開いて女子高生には大人気という状況です。このお店は巣鴨の中で負けていますよね。だから僕はテレビから退場しないといけないと思ったんです。

たかまつ:
勝ってゲームを楽しむことにこだわっていたんですね。

中田:
僕は決して時代を切り取るパイオニアでもなければ、みんなを導くオピニオンリーダーでもないんですよね。ゲームジャンキーですよ。「ゲームに負けた。それはつまらない。勝てるゲームをする」を繰り返しているだけです。

最後に

武勇伝で売れ冠番組を持ち、その後PERFECT HUMANがヒットし紅白にも出場。そして、アパレルブランド「幸福洗脳」を作り、YouTube大学を始める。中田さんは、一体何をやりたい方なのか、ずっと疑問に思っていた。中田さんは好奇心のままに、ゲームジャンキーとして生きる。そして次々にそのゲームを制していることが分かった。恐ろしい才能だ。

 中田さんほどの面白いコンテンツを作れるクリエイターであっても、テレビという狭い枠では表現か限られてしまう。YouTubeで誰もが発信できる時代は、素人だけではなく、有名な人にとっても大きなチャンスなのだと実感した。

 もう言い訳ができない。すぐに発信できてしまう。だからこそ、すぐにトライすることが不可欠だと思った。私も時事YouTuberとして、芸能人が政治をしゃべるのがタブーという雰囲気を壊したい。そして、ネット上にはフェイクニュースが溢れる中、ファクトを提供し、議論がおきるようなことをしたい。政治が身近になりますようにこれからも頑張ります。

よろしければ、YouTube「たかまつななチャンネル」で、中田さんと対談していますので、こちらご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=uuJ4TxmH39Q&list=PLGIs2lskpIl0ED5X691C4PPf52PSGZH1W&index=2

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