- 2019年09月02日 20:11
なぜ、中田敦彦さんは政治を語り始めたのか。
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中田敦彦×たかまつなな 政治本音対談
オリエンタルラジオ中田敦彦さんと、たかまつなながYouTubeで本音対談 第二弾です。前回、第一弾では、吉本騒動を冷静に分析していただき、なぜ中田さんは吉本を辞めないのか伺いました。
【オリエンタルラジオ中田敦彦さんと、吉本騒動を冷静に見つめ直す。】
・YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=eTMVYgbWWLU&list=PLGIs2lskpIl0ED5X691C4PPf52PSGZH1W&index=2&t=0s
・note
https://note.mu/takamatsunana/n/n7b0609d3b961
第二弾は、政治について徹底議論しました。中田敦彦さんのYouTubeチャンネルでは、「消費税増税・原発・日韓関係」など、これまで芸能人の人がタブーとして中々踏み込めなかった政治について一人で話しています。急な方向転換にも見えますが、ネットでは「リベラル論客として期待大」という意見もあります。中田さんの真の目的とは、一体なんなのでしょうか。
そして、中田さんが「テレビからYouTubeに活躍の場を移行した理由」もお聞きしました。中田さんの意見をYouTubeで伺い、了承をいただいた上で対談の内容も記事に致します。
https://www.youtube.com/watch?v=uuJ4TxmH39Q&list=PLGIs2lskpIl0ED5X691C4PPf52PSGZH1W&index=2
若者に政治に興味を持ってもらうには、
スターを輩出するしかない

たかまつ:
中田さんに、早速教えていただきたいことがあるんです。若者はどうやったら政治に興味を持つと思いますか?
そのために私は選挙の大切さや政治、社会問題を身近に感じてもらえるように全国の学校に出張授業に行っています。それをお笑いを通してエンターテイナーとしてやりたかったんですけど、啓蒙家になり過ぎてしまっている。だから中田さんのYouTube大学を見た時にヒントがある気がしたんです。
中田:
若者に政治に興味を持ってもらうことにフォーカスするのであれば、政治の世界でスーパースターを一人つくることですよ。それは、フィギュアスケートとか他の世界でも同じですよ。羽生結弦という一人のスーパースターが生まれるとみんな憧れて盛り上がるでしょ。でもフィギュアスケートの良さや競技の面白さを画像や文章で伝えても誰も動かないんですよ。
たかまつ:
スターの存在は大きいですよね。
なぜ木村拓哉は、公務員ばかり演じるのか
中田:
経済界でも同じです。日本経済が成長するのに必要なことは、日本の社長の中からイーロン・マスクやスティーブ・ジョブズ、マーク・ザッカーバーグが出てくることなんですよ。
アメリカにはアイアンマンとかバットマンといった社長を主人公とした映画があるけど日本にはない。日本でヒーローというと警察官なんですよ。SMAPの木村拓哉さんが演じてきたのは実は全て公務員なんですよ。日本のドラマで数字取るのも公務員ということです。刑事、医者。
たかまつ:
政治家がヒーローの映画は思い出せないですね。
中田:
政治の世界で、ビジュアルが圧倒的によくて、めちゃくちゃオピニオンを強く発信できる若いリーダーを全面的にバックアップするのが、若者の政治への興味喚起のためにできることだと思います。
ただそれが正しいかどうかは別ですよ?いわゆる、ポピュリズムに陥るという問題もあります。もしかしたらそのバックアップしたヒーローが完全に闇堕ちして独裁者になるかもしれない。でも若い人に興味を持たせるってことだけを正解にするのであれば、僕はそれしか正攻法はないと思います。
政治のスター候補は、小泉進次郎?山本太郎?

たかまつ:
具体的に誰がヒーローになれそうでしょうか?
中田:
正しいかどうかは別にして考えると、ある側面で言ったら小泉進次郎さんでしょうね。またある側面なら山本太郎さんでしょうし。
たかまつ:
若者が政治に興味を持つきっかけに「ヒーローの登場」があるとして、他に私ができることはないですか?
中田:
もちろんいっぱいあると思いますよ。スーパースターがいればあらゆるジャンルが盛り上がります。だから若手の芸人さんの番組を見る時も、面白いか面白くないかは見てないんですよ。ぱっと見ても、若くてかっこいいかどうかを見ているんです。
フォーマットに憧れている人は、カリスマ性がない
たかまつ:
最近は若くてかっこいい芸人さんはいましたか?
中田:
少ないですね。 基本的に今の若手の芸人さんの着ているスーツがダサいことが一番の問題だと思いますよ。
たかまつ:
全く思いつかなかった視点です。
中田:
なんであんなみんな一緒のべたっとした色のスーツ着て漫才やっているんだろうって思っちゃうんですよ。
たかまつ:
きっと漫才に憧れてるんですよ。
中田:
ですよね?つまり、フォーマットに憧れている人にはカリスマ性がないんですよ。
たかまつ:
お笑いコンビのカミナリさんはどうですか?おしゃれに見えるために衣装にめちゃくちゃお金使っているって言ってましたよ?
中田:
カミナリさんはファーストブレイクではないので、若者のためのヒーローという側面で考えると、ちょっと違うなと感じます。もうだいぶ前に知名度を得ていますからね。
若いというのは20代前半とかの話なんです。僕はそれこそ、最近ならYouTuberの人の方が断然おしゃれだし、かっこいいと思います。
たかまつ:
アイドル性がありますもんね。
中田:
そうですね。そのアイドル性は実力やキャリアを問われると非常に脆いものなんですよ。だからその脆さを糾弾されることはあるんですけど、業界の活性化という一点にフォーカスするのであれば、そのアイドル性があるかないかが全てだと僕は思っています。
だからアイドルがその業界から生まれなくなったら、その業界はおしまいなんですよ。それは男性でも女性でもいいんですよ。かっこいい、きれい。そういうオピニオンリーダーが政治の世界にも現われた時に変わるなと思っています。でもそれはレベルが低い話ですけどね。衆愚政治に陥る可能性もありますから。
- たかまつなな
- お笑いジャーナリスト・株式会社 笑下村塾 取締役
1993年神奈川県横浜市生まれ。慶應義塾大学大学院政策メディア研究科、東京大学大学院情報学環教育部修了。フェリス女学院出身のお嬢様芸人としてデビューし、日本テレビ「ワラチャン!」優勝。また「朝まで生テレビ」「NHKスペシャル」などに出演し、若者へ政治意識の喚起を促す。
笑下村塾ホームページ
https://www.shoukasonjuku.com/



