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「改めて刺激し、暴れさせて一網打尽にするためだ」”民主の女神”周庭(アグネス・チョウ)さんをすぐに保釈した中国政府の思惑


「逃亡犯条例」改正をめぐるデモや衝突で混乱が続く香港。今朝、"民主化運動の女神"も呼ばれる周庭(アグネス・チョウ)さん、そして雨傘運動のリーダー、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)さんが逮捕された。香港メディアは2人の逮捕容疑について、6月にデモ隊が警察本部を包囲したことに関わったためだと伝えている。

 今回の逮捕劇について、中国の人民日報は、社説で「逮捕されるのは自業自得で、容赦なく厳罰に処す」「逮捕は混乱をもたらせた若者らへの警告」「過激派は情勢を見誤らず、理性と法治に戻るべきと主張した。しかし2人は日本時間の午後7時過ぎ、突如保釈。ジョシュア・ウォン氏は記者団に対し、「私たちは逮捕されようとも訴追されても戦い続ける」と訴えた。


 このタイミングでの逮捕、そして保釈の背景について、シンクタンク「中国問題グローバル研究所」の遠藤誉所長は「香港に駐留している中国人民解放軍の、97年以降22回目のローテーションの時期に来ており、入れ替えのために香港へ進軍・入城していた。もちろん武力行使が目的ではないわけだが、デモを行う人たちにはとっては大変なプレッシャーになっていたと思う。そこで北京政府としてはこの31日に、激しい勢いのデモをやるだろうと計算していたが、なかなかそういう状況が見えてこないので、とりあえずこの二人を拘束したということだろう」と話す。

 「一方、2人の逮捕を受けて、民主化活動の主催団体が31日のデモは中止すると言ってしまった。つまり、ここで暴れてくれれば一網打尽にできてしまうと考えていた中国政府の計算が狂ってしまった。その意味で主催団体の判断はとても賢明で一枚上手だったし、北京政府は"やられた"と思っているはずだ。だから改めて刺激するという意味で二人を保釈し、また暴れてもらおうと。そういう計算だろう。暴れてくれればテロ指定ができる、させてくれよと。そのための状況を作るために煽っている。暴走してしまう人を待っていると思う」との見方を示した。
(AbemaTV/『AbemaPrime』より)

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