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アングル:低金利なのに供給不足、米国で初回住宅購入者に試練


[21日 ロイター] - 米国では住宅ローン金利が3年ぶりの低水準となり、住宅価格の上昇も収まったにもかかわらず、初めて住宅を購入する国民の多くが厳しい状況に直面している。売りに出ている住宅が不足しているのだ。

不動産開発業者は土地と人手の不足に加え、資材コストが上昇し、特に初回購入者レベルの住宅を十分に建設できていない。

また、退職者が住み慣れた家に安住し、ベビーブーム世代が引っ越しせずに現在の家の建て増しで満足していることも、供給不足に拍車を掛けている。

全米リアルター協会(NAR)の21日の発表によると、7月の中古住宅在庫は189万戸と、前月の192万戸から減少し、前年同月比では1.6%減少した。

一方、米商務省が16日発表した7月の一戸建て住宅着工件数は年率換算で87万6000戸と、1.3%増加した。

ゲンワース・モーゲージ・インシュアランスの21日の発表によると、初めての住宅購入者による一戸建て住宅の購入件数は第2・四半期に55万9000戸と、前年同期比4%減少した。

ただ住宅市場全体は、昨年末の下降基調からやや持ち直している。ゲンワースの首席エコノミスト、ティアン・リュー氏はリポートで、一戸建て住宅市場全体では購入が2%の減少にとどまっており、初回購入が市場全体よりも不振なのは初めてだと指摘した。

ただアナリストによると、住宅ローン金利の低下と住宅価格の伸び鈍化は、初回購入者の痛みを和らげそうだ。賃金の伸びが現在年率3%と、やや加速していることも支援材料となろう。

通常の30年物住宅ローン(ローン残高48万4350ドル以下)の金利は、16日までの週の平均が3.90%で、2016年11月以来の最低水準となった。1年前は4.81%だった。

(Richard Leong記者)

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