記事

東京五輪を目指す萩野公介選手と楢崎智亜選手

 まだまだ先のことと思っていた東京オリンピック・パラリンピックが、もう一年後に迫ってきた。新国立競技場をはじめとする各競技場も形を現し、聖火リレー申し込みやボランティア申し込みも始まり、準備が本格的に動き出している。

 そうした中、オリンピックに出場する日本代表選手の選考も着々と進んでいる。先日東京八王子で開催されたスポーツクライミング・ワールドカップ大会男子複合では、宇都宮出身の楢崎智亜選手が見事に断トツの優勝を飾った。この結果来年の東京オリンピック日本代表に内定した。栃木県勢では一番乗りだ。

 実はこの楢崎選手は、作新学院幼稚園、小学部、中等部の卒業で、在学中は時々教室からいなくなるので、教員が探したところ、いつも高い木の上にいたという逸話も残っている。同じ大会で5位に食い込んだ弟の楢崎明智選手も、幼稚園、小学部の卒業生である。オリンピック代表のあと1枠を明智選手が取れば、兄弟出場の夢もある。

 兄弟ともとても聡明で礼儀正しく、時々母校を訪ねてくれて、近況報告してくれる律儀さもある。律儀さといえば、リオ・オリンピック金メダリストの萩野公介選手も、節目節目に母校に顔を出してくれる。今年春のスランプを克服して、東京大会の切符を獲得すべく、今はスペインの高地合宿で、汗を流している。来春の水泳日本選手権で一発勝負となるが、必ず成し遂げられると確信している。

 彼らに共通するところは、自分のことだけではなく、他の人々に常に気を使っていること、自己には厳しく他には優しく接していることではないか。技能や腕力だけでは頂点に立つことは難しく、深い人間性が彼らを頂点に導いていると痛感している。作新学院の全人教育が、その一部でもお手伝いできているのなら、これに越した喜びはない。

あわせて読みたい

「東京オリンピック・パラリンピック」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    池上風? たかまつななは殻破るか

    宇佐美典也

  2. 2

    河野氏 憶測のワクチン報道危惧

    河野太郎

  3. 3

    即入院の石原伸晃氏 特権許すな

    木走正水(きばしりまさみず)

  4. 4

    迫る節電要請 電力自由化は失敗

    PRESIDENT Online

  5. 5

    菅首相のワクチン推奨は逆効果に

    山崎 毅(食の安全と安心)

  6. 6

    ワクチン副反応に「備えできる」

    ABEMA TIMES

  7. 7

    10万円再給付 対象を絞る必要性

    コクバ幸之助

  8. 8

    台湾の自我 中国と関係薄れたか

    ヒロ

  9. 9

    自民議員 病院名の公表に危機感

    船田元

  10. 10

    恣意的な番組作りしたNHKに苦言

    和田政宗

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。