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facebookはテレビとどう連携するのか。日テレのJoiNTVと米コムキャストのXfinityの実験。

テレビ局が、マジで動きはじめた!~スマートTVサミットでの日本テレビ・デジタル連携宣言~

上の記事によると、スマートTVサミット2012で日テレがフェイスブック連携を売りにしたJoinTVを「局として本気で取り組む」という話をしてるらしく、へえ、そうなのかと思い、突如、アメリカでもテレビとフェイスブックの連携の話は去年くらいからいろいろ話があったなあ、と思い。Instapaperで過去記事をあさってみました。

(ネットのこうして過去のアーカイブスを手軽に参照できるところってやっぱり便利ですね。テレビのコンテンツってそうはいかないのが難点)

日テレのJoiNTVの詳細はこちらを参照してください。
公式サイト

日テレ、Facebookとデータ放送が連携する「JoiNTV」-手持ちTVがソーシャル視聴「スマートTV」に

日本テレビは、放送通信融合型のソーシャル視聴サービス「JoiNTV」(ジョインティービー)の実証実験を開始。3月13日、20日、27日放送のIT情報番組「iCon」でJoiNTVのデータ放送を実施する。
 JoiNTVは、テレビ画面内でソーシャルネットワークサービス「Facebook」上の友達と一緒にテレビを楽しむ、というもの。同社では「世界初のテレビ画面における放送通信融合型のソーシャル試聴サービス」としている。Facebookの技術協力を得て開発した。


これは去年の6月のAdweekの記事です。フェイブックのSVP、Andy Mitchell氏がソーシャルテレビの可能性について言及したよ、という記事です。

Facebook Pitches Social TV Creating program guides based on what friends watch

以下要約。

フェイスブックのストラテジックパートナーSVP、Andy Mitchell氏はPromaxBDAのカンファレンスにおいてメディア企業たちに向けてのプレゼンを行い、同社がブロードキャストの世界でソーシャルメディアで培った様々な方法を駆使してお力になれるだろう、と語ったそうです。

まずはソーシャルグラフを生かした番組プログラムのフィルタリング。フィルタリングというかパーソナライズとい云った方が正確でしょう。ケーブルテレビには500もの番組があり、そこから何を見ようか選びだすのは、大変な作業です。
しかし、ここでMithcell氏は、「その番組ガイドに友人たちがどの番組を見ているか表示されたらどうでしょう。番組選びの新しい体験が得られると思います」

こうしたアイデアはなにもフェイスブックだけが考えているものでもなく、シカゴのケーブル・ショーで、コムキャストが次世代のDVRボックス、Xfinityを発表しました。これはMitchell氏が提案するものと同じような機能を有しており、フェイスブック上の友人たちのアクティビティをベースに、どの番組が人気があるかを表示する機能を持っています。

Mitchell氏は、ソーシャルメディアはテレビの視聴体験を新しくするだろう、と結論として述べています。単なる番組の見つける過程に留まらず、そのコンテンツとそこから生まれるコミュニケーションを通して誰かを繋がることが新たな感動をもたらす可能性がある、ということです。番組提供側にとっても新規視聴者を獲得するための新たな導線になり得るでしょう。


この中の話にでてきた、コムキャストのXfinity TVのフェイスブックとの連携機能は、Friend Trendと呼ばれる機能のようで、フェイスブック上の友人たちのネット上でのアクティビティをもとにどの番組やオンデマンド作品が人気があるのかを表示させる機能です。何人の友人たちがそのコンテンツを見たり、いいね!したかを表示します。

またリモコン上から自らも番組の情報をFBでシェアしたり、ツイッターに流したりもできます。

リンク先を見る

ちなみに今ではスカイプもできるようになってますね。テレビ番組を見ながら同時にスカイプというのは無理なようですが。あとネットラジオのパンドラが聞けたり。

日テレのJoiNTVは、データ放送とネットを同時画面でくっつけるというものなので、このコムキャストとはベクトルが違いますね。コムキャストは現状、レコメンドの機能にフェイスブックのアクティビティを利用しているにすぎないので。

まあ、USTやニコ動ではすでに実現しているサービスなのですが、JoiNTVJが世界初と謳っているのは、動画もソーシャルストリームもインターネット上のデータとして処理されるのでなく、テレビのデータ放送と違和感なく融合している、というのが「初」ということなんでしょう。

中身が世界初なのは、それはそれで良いのですが、視聴体験として、どれだけ新しいのかが本当の勝負になるとは思いますが。

話をコムキャストに戻すと、コムキャストのCEO、Brian Roberts氏もソーシャルメディアとの連携機能はさらに力を入れて行くらしく、Xfinity TV上でTwitterアプリもリリースしたようです。

曰く、コムキャストによる「ソーシャルTV体験の幕開け」がこのXfinity TVだとのこと。

こちらの動画の12分30秒あたりからフェイスブックとどう連携するのか解説しています。

この動画によるとフェイスブックの友人たちのテレビに関するものだけでなく、ネットフリックスやHuluなどのオンデマンドサービスを友人がいいねした場合もこのFriend Trendの人気ランクに反映されるとのこと。
番組選びの際、一つの参考にはなりそうです。


アメリカ、コムキャストもそうだし、日テレのJoiNTVもそうですが、連携して面白く、便利になる部分はどんどんソーシャルメディアを連携してくれればいいとは思いますが、その連携機能を生かしたどんな新しい視聴体験があるのかのビジョンがあんまりまだ見えて来てません。サービス開始直後である、あるいはまだ実験段階である、ということもあるでしょうが、そのビジョンを示してほしいですね。

フェイスブックのMithcell氏が云うようなコミュニケーションを番組を通して発生させて新たな感動を、という抽象的な表現を具体的なものにしてほしいな、と思いますね。

もちろんフェイスブックを始めとするソーシャルグラフの作る導線は魅力的ですが、現状、日米ともに番組へ誘導する導線以上の何者でもないのが気になります。もっと突っ込んだ使い方はないものでしょうか。

せっかく新しい技術を取り込んでも新しいコンテンツが生まれなくては意味がありません。こうしたシステムに適したコンテンツのあり方を模索するのはこれからでしょうかねえ。気長に待ちましょうか。

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