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大手SEO業者、リンクの購入容疑でGoogleから追放

タイトルで思わずドキッとしてしまったあなた、とりあえず読むべし。 — SEO Japan

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クライアントのためにリンクを買った
(日本語)疑いが持たれている検索マーケティング業者のiAcquire(iアクワイア)が、たった今、グーグルの検索結果から追放された。

iアクワイアはダン & ブラッドストリート・クレディビリティ・コーポレーションによるリンク購入を求めるメールの黒幕と言われていた。この件に関する詳細は、「再び起きた有料リンク事件から学べること(日本語)」で確認してもらいたい。

[site:www.iacquire.com]でサイトのコマンド検索を行ったところ、結果はゼロだった。以下にスクリーンショットを掲載する:

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iアクワイアのrobots.txtファイルとソースコードを見る限り、同サイトがグーグルからのインデックスの削除を求めている兆候は見られない。従って、原因は、奇妙なバグが発生したか、もしくはグーグルによって同サイトに意図的にペナルティが科されたかのいずれかである。

また、この調査で見つかった関係者も全てグーグルから削除されたようである。

私達はグーグルにコメントを求めたが、この記事を投稿する時点では、返信はない。グーグルから返信が届いたら、この記事をアップデートするつもりだ。

iアクワイアでインバウンドマーケティングのディレクターを務めるマイケル・キング氏は、グーグルがiアクワイアを削除したかどうかを問う私のツイートに返信してくれた。キング氏は、iアクワイアは100%グーグルによって削除されたと述べていた。さらに同氏はグーグルが追放するべき“ネットワークが存在”しないため、グーグルが“しびれを切らし”、追放に踏み切ったと説明している。

以下にキング氏のツイートを掲載する:


私はこのような取り組みでグーグルから追放された業者を他に知らない。ペナルティを科されたリンクネットワークやリンクブローカーはあるが、この取り組みに対して追放処分を受けた業者はいまだかつて存在しないのではないだろうか。

さらに情報が得られた時点で、アップデートしていく。

PS: ダニー・サリバン(5月25日 午後 4:15)

コメント欄でも指摘されているように、リンクの売買を行ったと見なされたためにグーグルから処分を受けた業者は、iアクワイアが初めてではないだろう(実際にリンクの売買で同社が削除されたと仮定した場合)。この件に関してグーグルからはまだ何もコメントを得ていないものの、恐らくこの仮説は的を射ていると思える。

しかし、iアクワイアはリンクを買っただけでなく、実際に有料リンクネットワークを管理していた、もしくは有料リンクサービスとして少なくとも大きな役割を果たしていたと見なされた可能性が高い。ただし、iアクワイアはこの点を真っ向から否定している。

昨日投稿した記事からiアクワイアの発言を抜粋する:

誤解してもらいたくないので言っておくが、iアクワイアはリンクネットワークではない。私達が構築するリンクは全て業界の常識に従っている。私達のリンクはコンテクスチュアルであり、関連している。リンク獲得の作業は、アリゾナのオフィスに勤務する40名のインハウスのスタッフによって行われており、すべて厳しい品質保証を介して送られている。

iアクワイアは有料リンクサービスではない。


この主張に異論を唱える形で、ジョッシュ・デービス氏が、iアクワイアが明らかにリンクを買っている会社とつながりを持っている点を示す重要な図を作成している(イメージをクリックすると拡大する):

リンク先を見る

図の翻訳(左から右の順番)

1. InternetReach.orgのミッチェル・デービスから連絡を受ける。

15. デービス氏がファックス番号(602-953-8512)を掲載していた。同じファックス番号がiアクワイアのBBBページにも、求人のページにも掲載されていた。

7. ダン & ブラッドストリートのリンクに対して報酬を貰えるようにデービス氏がアカウントを開設した。

8. DigitalPros.org

DigitalProsとSolarProsは同じ私書箱を利用している。

UPS Store
10645 N Tatum Blvd.
Suite #200-375
Phoenix, AZ 85028

9. SolarPros.com

2. InternetReach.org

10. iアクワイアの共同設立者であり、最高経営責任者が、SolarProsを“クライアント”に持つDean Garland CorpのCEOとして紹介されている。

11. Solar Energy Industries Associationのウェブサイトには、Solar Prosの会長を単純に“ジョー”と綴っている。

12. InternetReach.orgのIPは184.73.216.47である。

13. このIPをブラウザに入力するとiAcquireBlogs.comが返ってきた。

14. 184.73.174.201もまたiAquireBlogs.comを返し、このIPはiAcquireのサイト、LinkBuilding.netをホストしている。

iアクワイア

3. MediaFinders.net

4. iOutRearch.org

6. LinkBuilding.netのサイトにBBBのバッジが掲載されている。このバッジをクリックすると、iアクワイア BBBのプロフィールに向かう。このプロフィールにはLinkBuilding.netがiアクワイアの“別の事業名”として記されていた。

5. LinkBuilder.net

このつながりを示す記事の全文は、LLsocial.com/iAcquireで読むことが出来る。番号を参照し、関連するURLとスクリーンキャプチャを探すことが可能だ。

調査および図の作成:
ジョッシュ・デービス

デービス氏の記事(ここをクリック)に掲載されているこの図は、同氏が初めてリンクリクエストを受けた会社 InternetReach.orgが、iアクワイアによって所有されている、管理されている、もしくは近い関係にあると主張する理由を説明している。

この図で名前が出てくる会社は、DBBCが有料リンクを削除するため、昨日グーグルとDBBCのSEO業者に送った文書でリストアップした会社とほぼ同じである。

InternetReach.org (初回のリンクのリクエストの送信元とされる場所)、MediaFinders.net、そして、OutReach.orgは、LinkBuilding.net(上の図ではLinkBuilder.netと記載されているが、明らかにタイプミスのようだ。事実、デービス氏は記事の中でLinkBuilding.netと綴っている)と同じく、同じサンフランシスコの住所を連絡先情報のページに掲載している。MediaFinders.netとiOutReachはともに同じサイトのテンプレートを用いている。

LinkBuilding.netは、アリゾナ州のiアクワイアの事務所をリストアップしているBBBのサイトに向かうBusiness Bureau(BBB)のロゴを掲載している。 これがiアクワイアと4つの会社とのつながりである。誰かがiアクワイアに向かうBBBのリスティングを本人を装って加えたのかもしれないが、これはiアクワイアが考えるLinkBuilding.netとの関係に関するアイデアよりもさらに無理がある。

デービス氏の記事は、リンクリクエストの文書に記されていた番号に電話をかけた際に言われた内容等、その他のつながりについても説明しており、これらの会社とiアクワイアとのつながりをさらに色濃くしている。因みに、InternetReach.org、LinkBuilding.net、そして、DigitalPros.orgもまたグーグルから追放されたようである。

さらにiアクワイアが、コンダクター社の有料リンクサービス事業を買収した証拠もある。コンダクター社が昨年事業を売却した際、3名の同社のスタッフは、リンクトインのプロフィールによると、iアクワイアに移動していたようだ(この人物この人物この人物)。

私はiアクワイアの共同設立者であり、パートナーでもあるジョー・グリフィン氏に対して、関係する会社がiアクワイアに所属するのか、子会社なのか、もしくは請負業者なのかどうか、そして、iアクワイアはコンダクターの有料リンクサービスを買収したかどうかを尋ねた。すると、昨日と同じように、機密保持契約を結んでいることを理由にコメントは出来ないと言われた。

また、処分を受けた点に関する公式のコメントとして、同氏は次のようなeメールを送ってきた:

iアクワイアは、グーグルの怒りを買う行為をしていない。マイクがバリーにツイッターでそのように述べていたはずだ。恐らく、彼の言い分は正しいのだろう。しかし、私達のこの問題での立場は異なる。 グーグルにはグーグルの仕事がある。今回の問題はとても厳しい教訓だと捉えている。従って、この問題を経て成長を遂げ、必要とされる変更を行い、グーグルに復帰し、ワールドクラスのホワイトハットなサービスをクライアントに提供すること(リンク獲得プロセスの中では金銭的な見返りは考慮されなくなる)がiアクワイアの方針である。


また、iアクワイアのクライアントであり、現状を同社に尋ねた人物からもメールが送られてきた。それではiアクワイアが返信したメールの内容を以下に掲載する:

ご連絡有難うございます。安心して下さい。iアクワイアは常にベストプラクティスに従っています。そのため、ネットワークを運営しているわけではなく、パブリッシャーおよびクライアントの皆様には影響は及びません。

今後は新たなリンクに対する報酬を与える取り組みを終了します。ただし、iアクワイアの無報酬のリンクの品質は非常に高く、今回の件は、私達が取り組みを進化させる良い機会であり、私達の代理業者にとっても、皆様の代理業者にとっても、私達のクライアントにとっても、そして、皆様のクライアントにとっても良い教訓になったはずです。

iアクワイアのリンク獲得手法は、今後も業界最高のレベルを維持していきます。昨年はホワイトハットのオプションを積極的に強化してきました。皆様のご懸念は理解しておりますが、私達は進化を遂げており、素晴らしいパフォーマンスを実現しています。

この機会を利用し、私達が持つさらに高い目標を実現していきましょう。優れたホワイトハットのオフページSEOのソリューションを提供する方法をiアクワイアは心得ています – 従って、適切な取り組みに集中していきます。何かご質問がありましたら、いつでもご連絡ください。


私は3連休の週末(米国)が明けた火曜日、グリフィン氏にインタビューを行う予定であり、今回の件に関してさらに情報を提供してもらうつもりだ。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「iAcquire Banned From Google After Link Buying Allegations」を翻訳した内容です。

内容読むに、単純にクライアントに有料リンクの購入を進めたのでペナルティを受けたという話ではなく、普段はホワイトハットSEOを提唱している大手SEO業者が裏では、別会社で大規模な有料リンクのネットワークを運営しており、有料リンクを積極的にクライアントに提案していたことが問題視されたということでしょうか。iAcquireレベルの規模のSEO業者のサイトがインデックスを外されたことは初めてだと思いますし、見せしめ的な意味合いもあるのでしょうけど、今後は有料リンクの提案自体が厳しくなっていきそうな状況が加速化しそうな米国のSEOシーンです。

日本でも過去にYahoo!Japanから関連キーワード販売でインデックスを外されたSEO業者(?)があったと思いますし、Googleでも会社サイトは余り聞いたことがありませんが、リンク目的の保有サテライトサイトをインデックス削除された会社は結構あるかと思います(認めます、過去に経験あります m(_ _)m)。リンクに関しては海外のような他サイトから有料でリンクを購入するような行為は行為でありますが(同じく認めます、過去に経験ありますm(_ _)m)、日本ではどちらかというと形だけ審査している有料ディレクトリサービスが有料リンク代わりに使われていたり、自力でサテライトサイトを大量に作って外部リンクを構築するケースが多いですよね。

現状は単純に厳しくなったリンクフィルターで相当数の日本語サイトがペナルティを受けているのも事実ですし、その影響による意図的なリンク施策への依存度は大分下がりそうな気配ではありますが、いずれ日本でもこういった取り組みに個別のペナルティが与えられる日が来る可能性も来るのでしょうか。SEO Japanでもコンテンツマーケティングやソーシャル対応を始めとした今後のSEOの話をたまに紹介しますが、ウェブサイト運営者もSEO業者もSEOのためのリンクに依存しすぎないSEOをますます本格的に実施していく必要がありそうですね。 — SEO Japan

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