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“ハマのドン”・藤木氏「山下ふ頭は聖地、博打場にはしない」 林市長のカジノ誘致表明を受け


 22日に横浜市の林文子市長が会見を行い、カジノなどを含むIR=統合型リゾートの誘致に向けた本格的な検討準備に入る意向を明らかにしたことを受け、これまで一貫して「誘致反対」を主張してきた横浜港運協会の藤木幸夫会長が記者会見を開き「大きく顔に泥を塗られた。俺一人になっても反対する」と発言。改めて反対の立場を鮮明にすると「山下ふ頭は聖地、博打場にはしない」と決意を滲ませた。

 地元のFMラジオ局「FMヨコハマ」の社長や「横浜スタジアム」の会長を務める藤木氏は政財界に顔が広く、“ハマのドン”とも呼ばれている。藤木氏が一層態度を硬化させたことで、林市長が掲げたカジノ(IR=統合型リゾート)構想は早々に大きな壁にぶつかったことになる。さらに17年の市長選を「白紙状態」で戦った林氏は態度を一転させたことにもなり、同市が市民から誘致に関する意見を集めたところ94%が「否定的」であった事実なども勘案すると、今後は市民からの反発も予想される。

 さらに藤木氏は林氏について「大きく顔に泥を塗られた」と話すと「先月、ああしたい、こうしたいというお願いを紙に書いて正式にお出ししたが、その返事も頂いていない。その返事ぐらいくれよ、と言いたい矢先にこういうことになった。すぐに文句を言うのが普通だが、文句を言う気が全然ない。なぜなら、泥を塗ったのは林市長だが、泥を塗らせた人がいるということはハッキリわかっている」と述べる一方、「自分の部下の局長や周囲の友人たち、普段世話になっている経済団体の長のような方々に対して、あなたが一つの防波堤をやっていたことを感じていた。昨日(の会見)までよく我慢した」とも話し、林市長の立場、決断に一定の理解も示した。

 建設候補地として検討されている山下ふ頭は港湾事業者の倉庫が多い。横浜市は再開発を名目に移転を要請しているが、立ち退き要請に応じる気配はみられない。仮に誘致が実現すれば、同市の試算ではインバウンドを含むIRの訪問者数は年間2000万人を上回り、区域内での消費額は4500億円以上。さらに建設時に7500億円、運営時には年間6300億円を超える地域経済への波及効果が見込まれ、最大で1200億円の増収が期待できるという。なお3つの枠を競うのは現在、横浜市、和歌山県、大阪府と市、長崎県の4カ所。このほかにも北海道、東京都、千葉市、愛知県などが誘致を検討している。

(C)AbemaTV

会見映像/ハマのドンは何を語るのか?

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