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- 2019年08月23日 09:40
【セブンイレブン】、NY市内でモバイル・チェックアウト!Amazon Goとコンパリゾン?
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レジなしコンビニエンスストアのアマゾンゴーに対抗し、キャッシャーレスのサムズクラブなどのアプリを使った決済方式に追随する。
セブンイレブンは昨年11月、テキサス州ダラスにあるセブンイレブン14店舗で当時のサービス名「スキャン&ペイ(Scan & Pay)」を開始。
スキャン&ペイでは事前にセブンイレブンのアプリをダウンロードして、ロイヤルティプログラム「7リワード(7Reward)」を登録しておく。
使い方はアプリを起動後にスキャン&ペイ対象店に行くと「スタート・スキャニング(start scanning)」のポップアップ・ボタンが表示されるのでタップする。
店内で商品バーコードをスキャンし、支払いはアップルペイやグーグルペイ、クレジットカード、デビットカードで決済を行う。
決済後はアプリに表示されるQRコードをレジ近くのスキャン&ペイ・ステーションでスキャンさせる。緑色のライトが点灯することでレジ係が確認。あとは透明な買い物袋に商品を入れて店を出るだけだ。
モバイル・チェックアウトによる支払いも7リワードと紐づけられており、ポイントがたまるようになっている。
モバイル・チェックアウトで購入できない商品はホットフードや宝くじ、アルコール類、タバコとなっている。
今のところニューヨーク市内ではマンハッタンなどに展開する33店舗のセブンイレブンがモバイル・チェックアウトを行うという。
レジなしコンビニエンスストアのアマゾンゴーのオープン以来、スーパーマーケットから大手チェーンストアまでモバイルチェックアウトなどセルフスキャニングシステムを導入する事例が相次いでいる。
スキャン&ゴーを全店に導入したサムズクラブは、スキャン&ゴーをフューチャーした小型店「サムズクラブ・ナウ(Sam's Club Now)」をダラス近郊に出店している。サムズクラブ・ナウでは今月末、商品バーコードだけでなく商品自体を撮影することでスキャニングできるAIテクノロジーを導入する。
スーパーマーケットチェーンで全米最大となるクローガーは「スキャン、バッグ、ゴー(Scan, Gag, Go:SBG)」を傘下のスーパーなど400ヶ所以上に拡大。約1.5万店を展開するダラーストアのダラーゼネラルもスキャンしながら買い物を行う「DGゴー(DG Go)」のテストを行っている。
モバイルチェックアウトでは10年前から導入しているストップ&ショップの専用アプリとスキャニング端末の「スキャン・イット(Scan It)」事例もある。テキサス州などに約400店舗のスーパーを展開するHEBはキャッシュレスのアプリ決済サービス「HEBゴー(HEB Go)」を20店舗近くでテスト展開している。
ミシガン州で140店展開するスーパーのスパルタンナッシュもアプリ決済「チェックアウト・ナウ(Check Out Now)」を2店でテスト中だ。ウェグマンズも「ウェグマンズ・スキャン(Wegmans SCAN)」のテストを開始した。
ミシガン州を中心に中西部6州にスーパーセンターなど246店を展開するマイヤーでもスキャンしながら買い物を行う「ショップ&スキャン(Shop & Scan)」を展開。マイヤーでは同サービスを2017年10月から開始し、徐々に拡大しながら現在までに7割にあたる店舗での展開となっている。
なおニューヨーク・マンハッタンではレジなしコンビニエンスストアのアマゾン・ゴーがすでに3店舗を展開している。
ニューヨークではレジなしアマゾンゴーとレジ素通りのセブンイレブンの対決をみることができそうだ。