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仏大統領、離脱協定再交渉の「時間ない」 代替策で妥協余地も


[パリ 22日 ロイター] - フランスのマクロン大統領は22日、ジョンソン英首相とパリの大統領府で会談し、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)協定案を10月31日の期日までに再交渉する十分な時間はないと断言した。

マクロン大統領は離脱協定案の争点となっているアイルランド国境問題の解決策 「バックストップ(安全策)」については、英国による代替策模索に妥協の余地を示した。ただ、いかなる代替策もEUの単一市場とアイルランド島の安定を尊重した内容でなくてはならないと言明した。

マクロン氏は「適切な解決策を探ることなく、10月31日を迎えることはない」と強調。同時に「今後1カ月後に、原型から程遠い離脱協定案を目の当たりにすることはないと、明確にしたい」と述べた。

ジョンソン首相はこれに対し、10月31日の期限までに合意を得られると確信していると述べ、前日のメルケル独首相との会談に「勇気付けられた」と語った。

前日行われた英独首脳会談では、メルケル首相はジョンソン首相に対し、バックストップについて30日以内に代替案を提示するよう求めた。

ジョンソン氏は「10月31日まで待つことなく、良識を持ち実利的かつ相互利益となるようブレグジットを完了させよう」とし、「今こそ、英・EUの友好関係を深化させ強化させようではないか」と述べた。

マクロン大統領は、今後1カ月でバックストップの代替策を見つける必要があると強調。その上で「代替策を見いだすことができなければ、それは英国の政治的問題が原因だろう」とし、「そうであれば交渉では解決できない。われわれではなく、英首相の決断にかかっている」と強調した。

ジョンソン首相は繰り返し、離脱協定案が修正されなければ「合意なき」離脱という結果に至ると主張している。

マクロン大統領は、ジョンソン首相が英国の運命を握っているとした上で、EUは「合意なき」離脱を望んでいないものの、そうした状況には備えるとした。

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