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米国による中距離ミサイルの日本への配備なんて迷惑

 INF条約が米ロ両国の間で効力を失い、それぞれが軍拡競争に再び突入していくという事態に入っていく様相です。

 米ソ冷戦体制の崩壊が世界の軍事対立を緩和し、核兵器削減という方向性すら示されていました。それ以前から米ソ間の対立は、実際には両国間の軍事費の突出による消耗戦でしかなく、経済を圧迫するだけのものとなり、ソビエトは崩壊、米国も財政赤字が慢性化という状況に陥りました。そうしたことも動機付けとして軍縮に向かわせていたわけです。
 INF条約はそうした米ロがそれぞれの手足を縛るという意味では合理的なものでした。

 しかし、ここには中国が加わっていなかった、その中国は米国との覇権争いのための軍拡に乗り出したわけですが、そうした中国を抑制する目的で米国は再び中距離ミサイルの開発を再開するという愚行。財政赤字を増大させるだけですが、強い米国を演出したいトランプ氏にとっては、メキシコの壁と並んで大したことではないのかもしれません。財政赤字なんて、他の国々に押し付ければいい。

米、中距離の地上型ミサイル実験 INF条約失効後初」(北海道新聞2019年8月20日)

2019年8月13日撮影

 問題なのは、それをアジア諸国に配備しようということ。そのアジア諸国の中には日本も含まれています。
 はっきりいって迷惑です。
 安倍政権も巡航ミサイルの配備などと言い出していましたが、それも同じで、そんなものを配備されること自体が迷惑です。そこまで軍事力でもって緊張関係を持ちたいですか。
 もともと日中間に軍事的緊張などなく、あったとしても偶発的な戦闘などがありうるくらいで(これだって現実的に起きうる可能性はゼロ)、至って平和です。

 そんな中で、日本に中距離ミサイルの配備というのは、目標は中国そのものですから、まさに米中の対立に巻き込まれるということです。

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