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- 2019年08月21日 11:49
ベトナムの記事
日経新聞によると、米中貿易戦争の影響で、中国の中堅製造業の海外移転、中でも、全体の7割強が移転先にベトナムを予定しているという記事は興味深く思いました。
我が国の技能実習生でもベトナム人の伸び率が非常に高いですし、再登板した安倍首相の最初の訪問国も、ベトナムでした。
中国とベトナムは同じ社会主義共和国でありながら、かつては、中越戦争、今も、南シナ海の海洋覇権を巡り対立し、ASEAN諸国でも、いち早く中国の台頭を注視してきた国家はベトナムです。
米軍基地周辺の先輩方からは、「かつてベトナム戦争の頃は、儲かった」とか、「出兵前の兵士は態度で分かった」とかの話を聞いてきた原体験を持つ最後の世代が復帰世代の自分たちであると思います。
8月は、戦争と平和を考える時期ですし、「ベトナム戦争」という言葉も、沖縄の戦後史で忘れられない記録ですから、そんなことを感じます。
以前に岸田外務大臣時代に、ベトナム訪問に同行したことがありましたが、不屈の民族精神や誇り高さや勤勉さなど、もっと連携連帯を深める要素が多い国であると観ています。