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【クローガー&ウォルグリーン】、提携を拡大!日本でもドラッグとスーパーは手を結ぶ?

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■食品スーパー最大手のクローガーとドラッグストア大手チェーンのウォルグリーンは共同で2日、業種・業態の垣根を超えたオムニチャネル戦略のテスト拡大を発表した。

業種・業態の垣根を超えてスーパーマーケットとドラッグストアが手を結ぶことでアマゾンに対抗する新たな手段を模索する。

ケンタッキー州北部にあるウォルグリーン13店舗で昨年10月に開始したクロス・オムニチャネル・リテーリングは、クローガーの「グローサリー・ピックアップ」で注文した生鮮品などをウォルグリーンの店舗で渡すというもの。

グローサリー・ピックアップ(旧サービス名はクリックリスト)はネットで注文した商品を店の駐車場で受け取れるサービス。

「カーブサイド・ピックアップ(Curbside Pickup)」や「クリック&コレクト(Click & Collect)」とも呼ばれ、小売最大手のウォルマートからテキサス州で展開するHEB、中西部のハイビーなど、大手チェーンから地方の中小スーパーまで行っている。

今回の発表によりウォルグリーンでは同テストをテネシー州ノックスビルに展開するウォルグリーン35店舗に拡大する。

同店舗では生鮮品を含めクローガーのプライベートブランド「シンプル・ツルース(Simple Truth)」の販売も行う「クローガー・エクスプレス(Kroger Express)」も開始。

2012年に発表されたシンプル・ツルースは20億ドル近くを売り上げ、ナチュラル&オーガニック・ブランドでは全米最大となっている。

店舗内店舗となるクローガー・エクスプレスでは平均で2,300アイテムを扱い、シンプル・ツルースからクローガーのミールキット「ホームシェフ(Home Chef)」や乳製品・冷凍食品まで最大で2,700アイテムが置かれることになる。

ミールキットは料理がすぐに調理できるよう、あらかじめレシピに合わせて必要な分量の食材や調味料のみがセットされたもの。ホームシェフはクローガーが昨年5月に買収したミールキット業者のブランドだ。

一方、同じくノックスビルのクローガー17店舗でもウォルグリーンのプライベートブランドであるビューティ&パーソナルケア商品等を店舗内店舗で扱う。

ウォルグリーン事業部長のリチャード・アッシュワース氏は「ケンタッキー州北部にあるウォルグリーンのクローガー・エクスプレスはお客様から高い評価を得ています」と述べ、「結果として、便利で改善された買い物体験をさらに提供するに至りました」と説明している。

クローガーCEOのロドニー・マクマレン氏は「クローガーとウォルグリーンのコラボレーションのテストは食品の買い物の仕方の利便性を改め、再定義するものです」と語っている。

トップ画像:テネシー州ノックスビルのクローガー店舗内にできるウォルグリーン・コーナー。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。
「クロス・オムニチャネル」とは後藤が作ったワードです。食品スーパー最大手のクローガーとドラッグストア大手チェーンのウォルグリーンが行うコラボレーション戦略では、これ以上の表現が見つからないほどの造語だと思います。オムニチャネルとはネットショップから実在の店舗など様々なチャネル(販売経路)を組み合わせ、いつでもどこでも顧客が好きな時に注文ができて、自由に決済方法を選び、都合のよい時に都合のよい場所で受け取ることができるシームレスな買い物です。

都合のよい場所とは、店もしくは系列店にかぎりません。企業や店の論理ではなく、お客の利便性が最優先されます。クロス・オムニチャネルでは異業種・異業態の垣根を超えるだけでなく、異業界や異分野にも拡大していくのです。
以前、後藤は「日本ではネットで購入した注文品を交番でピックアップ!?」と書きましたが、町の要所に設けられた様々な施設でのピックアップも含まれるということです。

買い物の仕方の急激な変化で「昨日の敵は今日の友」になります。オムニチャネルなどアメリカより5年〜10年遅れた日本の小売ではドラッグストアがスーパーの売上を食っています。が、いずれお互いの強みを生かした戦略的パートナーシップを結ぶ機会が増えます。

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