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NHKは「拝謁記」をいますぐ国民に公開すべきだ

 その後も毎日のようにNHKは昭和天皇の告白を報道し続けている。

 その内容も、ますます過激になりつつある。

 昨晩のニュースでは昭和天皇が軍隊は必要だと告白していた。

 今朝のニュースでは東条英機と自分はどちらも事務的であるといってあたかも相性がいいなどと告白していた。

 芦田均は理論で動くが吉田茂は勘の人だと語っていた。

 驚くべき告白だ。

 間違いなく第一級の歴史的資料だ。

 この告白は、初代宮内庁長官が残した昭和天皇とのやりとりである「拝謁記」に収められていたという。

 驚くのはそのやりとりがなされたタイミングだ。

 昭和天皇は、1952年のサンフランシスコ講和条約発効の際の独立記念式典で「おことば」を述べられた。

 その「おことば」の決定稿の草稿を練る過程で発せられた言葉を、宮内庁長官が克明に記録していたのだ。

 新憲法はとっくに発効していたのだ。

 この驚くべき告白録が67年ぶりにわかったというのだ。

 それを保管していたのは宮内庁か家族のどちらかだ。

 どちらが公表に踏み切ったのか。

 なぜこのタイミングで公表に踏み切ったのか。

 公表にあたって安倍政権はどう関与していたのか、していなかったのか。

 疑問は次々と発生する。

 そしてNHKはこれからもどんどんとその内容を報じて行くとニュースの中で繰り返している。

 それにもかかわらず、NHK以外のメディアは一切報じない。

 ネタ探しのメディアはどんな下らないニュースでも大騒ぎして報じるのに、この昭和天皇の告白については一切報じようとしない。

 私が知っているくらいだから、政治評論家や有識者は皆知っているはずなのに、誰も語らない。書かない。

 そう思っていたら、きょう8月19日の毎日新聞「風知草」で山田孝男特別編集委員が書いていた。

 「終戦記念日前後の報道をすべてチェックしたわけではないが、17日放映のNHKスペシャル「昭和天皇は何を語ったか 初公開・秘録『拝謁記』」には感ずるところがあった・・・」と。

 感ずるとはなんだ。

 仰天したはずだ。

 どう感じたのか。

 そのことこそ山田孝男は書くべきだ。

 いずれにしても、山田孝男は知っていたということだ。

 という事は皆が知っているということだ。

 山田孝男がいろいろな感想を持ったのだ。

 ということは皆がそれぞれ感想を抱いたということだ。

 もはやメディアは書かざるを得ない。

 池上彰や佐藤優といった評論を売り物にしている連中は、真っ先に語らなければいけない。

 そしてNHKは、日替わりのように歴史学者や専門家を変えて、勝手な感想を語らせることをやめて、一刻も早くその全文を国民に公開すべきだ。

 その評価は国民が下さなければいけない。

 夏休み明けの政治の最大の問題は、この昭和天皇の「拝謁記」の国民的評価だ。

 国会で真っ先に議論さるべき大問題である(了)

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