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エジプト大統領選挙(ムスリム同胞団の動き)

エジプト大統領選挙の公式結果は勿論まだ出ていませんが、非公式な推計では同胞団のムルシー候補と元首相のシャフィークが上位2位に入るとのことで、al jazeera net 及びal arabiya net は同胞団は既にシャフィークに対抗するために他の候補との連携を探り始めたと報じています。

取りあえずにしろ、候補者の非公式な獲得比率を報じているのが、alarabiya net で、それによると
 1位   ムルシー     24・9%
 2位   シャフィーク   24・5%
 3位   サバーヒ     21・5%
とのことで(上位2名はこれでは完全にその差は誤差の内とも言うべき拮抗状態です)、投票率は51・15まで上がったとのことです。
またシャフィークが急激に追いあげたがムルシーがかろうじて首位を守ったとのことです。

以上の結果は非公式なもので、実際の公式数字が発表されるまでは、必ずしも信頼はできないと思いますが、現実にはエジプトでも上位2名はムルシーとシャフィークと言うことで動き出しているようで、特にムスリム同胞団は決選投票でのシャフィークの勝利を防ぐために、既に他の候補者との連携を呼びかけ始めたとのことです。

al arabiya net は25日の記者会見で同胞団責任者は、シャフィークの当選はエジプト危機におとしいれると表明し、ムルシーが既にほかのイスラム主義者や民族主義者及び各種政党と連絡をとっていると表明したとのことですが、特に同胞団から除名されたアブルフトゥフとナセル主義者のハムディーン・サバ―ヒとの提携を呼びかけたとしています。
また同ネットは表題で、同胞団は副大統領職を交渉中としており、おそらく上記候補者のいずれかに当選した場合の副大統領職を委ねる考えなのでしょう。
同じく、al jazeera net  は、その特派員によれば、現在ムルシーを中心にする大統領部隊を作るTめに、アブルフトゥフとハムディーン・サバ―ヒとの接触が密に行われていると報じて、関係者との会議では副大統領職の問題も話し合われるとしています。

それにしても結果が公表される前に随分早手回しなもんだと若干驚きますが、サバ―ヒはともかく、アブルフトゥーフと提携する場合には、彼は元ムスリム同胞団幹部で、今回の選挙でもサラフィー主義の光の党から支持されていただけに、完全に旧軍事政権の生き残り対イスラム主義の対決という構図になりそうです。

それにしても、今のところ何処からも不正選挙等という非難が出てきていないことは、評価すべきことでしょう。
http://www.aljazeera.net/news/pages/a2ef44d2-f4db-4cc1-82ce-fc3fc8a61053?GoogleStatID=1
http://www.alarabiya.net/articles/2012/05/25/216448.html

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