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金田正一氏、7月に心筋梗塞で緊急入院「死ぬかと思ったよ」

11日間に及ぶ入院を経て無事に退院した

 プロ野球で前人未到の400勝を達成した“カネやん”こと金田正一氏(86)が、都内の自宅で倒れたのは7月中旬のことだった。

 運ばれた病院では「心筋梗塞」と診断された。病院に着いた時はすでに意識が朦朧としていたというが、11日間に及ぶ入院を経て無事に退院。その金田氏が明かす。

「本当に死ぬかと思ったよ。いま思えば前日、寝る前に“何かおかしいな”と違和感があったが、そのまま寝て、朝起きると胸を締め付けられるような痛みがあった。これまで経験したことがない痛みで、ワシでも我慢ができなかった。

 朝8時になるのを待ってかかりつけの病院に連絡して説明すると、先生が“心筋梗塞です。救急車を使って大至急来てください!”というんじゃ。すぐにウチの運転手に連絡して迎えに来てもらったんだが、後部座席に座った時点で意識が朦朧としてきた。それでいて、左胸のあたりには気絶しそうなほどの痛みを感じるんだ」

 現役時代はもちろん、引退後も体のケアに十全を期していた金田氏だが、「これはもうダメだと思ったね」と振り返る。

「9時前くらいに病院に着いたら玄関に車椅子を用意して先生が待っていてくれたが、とにかく痛くて体が動かない。みんなに抱きかかえられて車椅子に乗り、手術室に直行ですよ。そのあたりからほとんど記憶がなく、気が付いたら病室で寝ていた。

 今回はとにかく、自覚症状に気付いて病院に連絡し、そこですぐに普段から診てくれている先生につながったのが幸運だった。それがなければ、命はなかったかもしれないね」

 86歳になる金田氏だが、これまで心臓の不調で病院にかかったことはなく、前夜の違和感以外に予兆はなかったという。

「これを機に生活をもう一度、見直したいが、もう少し運動をするにも膝が痛くてな……。今年の暑さも堪えとるよ」(金田氏)

 心筋梗塞(心筋梗塞)は、心臓をかたちづくる筋肉(心筋)に酸素や栄養素を運ぶ血管の「冠動脈」が何らかの原因で塞がってしまうことで起きる。血流が断たれ、心筋の一部が壊死してしまうのだ。発症すると心停止に至る場合もあり、年間の死者数は約3万7000人を数える、恐ろしい病気である。

※週刊ポスト2019年8月30日号

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