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【フットロッカー】、ナイキ提携のパワーストア!エアジョーダンが抽選アプリで当たる?


■スポーツ用品大手ナイキは昨年11月、ニューヨーク・マンハッタンに同社のストアアプリをフューチャーしたハイテクの旗艦店をオープンした。5番街52丁目にできた「ナイキ・ハウス・オブ・イノベーション000(Nike House of Innovaiton 000)」ではナイキ・アプリによる、利便性の高いショッピングを提供している。

利用者が店に行くとGPSにより自動的にアプリがストアモードに切り替わることで、シームレスなショッピング機能が使えるのだ。ストアモードを「リテールモード(Retail Mode)」としているナイキ・アプリには「ショップ・ザ・ルック(Shop the Look)」「スキャン・ツー・トライ(Scan to Try)」「インスタント・チェックアウト(Instant Checkout)」の機能がある。

例えばショップ・ザ・ルックは、マネキンの足元にあるQRコードをスキャンすることで、マネキンが着用しているそれぞれの商品情報(利用可能なサイズやカラー)を入手できる。こういった機能を利用するためにはアプリをダウンロード後に「ナイキプラス会員(Nike Plus Member)」に登録する必要がある。

ナイキのアプリ・テクノロジーを大手チェーンストアが展開している。

国内のモールなどに886店を展開するアパレルチェーンのフットロッカーは10日、ニューヨーク市内に従来の店舗より4倍となる広さの「パワーストア(Power Store)」をオープンした。

マンハッタンの北にあるワシントンハイツ地区(605 W 181st St, New York, NY 10033)にオープンしたワシントンハイツ・コミュニティ・パワーストアは2階建ての250坪の面積をもつ。

フットロッカーの最新店はナイキと提携し、ナイキ・アプリを使った買い物を提供している。

例えばナイキ製品についたカード「スキャン&ラーン(Scan & Learn)」のQRコードをナイキ・アプリでスキャンするとショップ・ザ・ルックのように利用可能なサイズやカラー、価格などの情報を瞬時に確認できるのだ。

パワーストアにはナイキ以外の商品もあるのだが、ナイキ・アプリを利用できる自販機のような「アンロック・ボックス(Unlock Box)」と「シューケース(ShoeCase)」もある。

アンロックボックスではナイキアプリにあるプロフィールのナイキプラス・パス(会員認証のQRコード)をスキャンさせるとナイキブランドのサングラスやキーチェーンなどの粗品が進呈されるのだ。来店頻度を上げるアンロック・ボックスは、粗品は毎月に変更される。

スニーカーがガラス張りに飾られているシューケースはいわゆるナイキ・アプリを使ってくじ引きだ。ショーケースにナイキプラス・パスをスキャンすることでリミテッドエディションのエアマックスもしくはエアジョーダンがその場で当たるというもの。

フットロッカーでは買い物動線にナイキ・アプリ統合したパワーストアを向こう3年で50店舗まで拡大するという。アメリカ小売業ではストアアプリの事例がまだまだ続きそうだ。

トップ画像:マンハッタンの北にあるワシントンハイツ地区(605 W 181st St, New York, NY 10033)にオープンしたフットロッカーの「パワーストア(Power Store)」。ナイキ以外の製品も扱っているが、ナイキと提携した最新テクノロジーストアだ。


ワシントンハイツ・コミュニティ・パワーストアは2階建ての250坪の面積をもつ。モール等に展開するフットロッカーの従来店より4倍となる広さだ。フットロッカーの最新店は、ナイキ製品についたカード「スキャン&ラーン(Scan & Learn)」のQRコードをナイキ・アプリでスキャンすると利用可能なサイズやカラー、価格などの情報を瞬時に確認できる。


ナイキ・アプリを利用できる自販機のような「シューケース(ShoeCase)」。スニーカーがガラス張りに飾られているシューケースはいわゆるナイキ・アプリを使ってくじ引きだ。ショーケースにナイキプラス・パス(認証QRコード)をスキャンすることでリミテッドエディションのエアマックスもしくはエアジョーダンがその場で当たるというもの。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。チェーンストア理論などを教えることで商売をおこなってきたコンサルタントやコンサル企業、協会や団体にとって、当ブログは極めて煙たい存在だと思います。チェーンストアの破たんや大量閉店、出店せずに売上を伸ばすチェーンの事例など、チェーンストア理論の崩壊を示すケーススタディを散々取り上げているからです。といっても後藤はチェーンストアや理論、それを啓蒙する人たちを憎くてやっているのではなく、あくまでも事実として挙げているだけです。

ネットで買い物をする人が増えていることで「お客はお店(売り場)で買い物する」という前提が崩れた、数多くの事例をあげているのです。今は店の集客さえ難しいので多店舗出店だけでは意味がないということ。今日のエントリー記事には、店の集客のためにレアなスニーカーが抽選で当たる事例を紹介しています。当ブログで何度も指摘しているように、来店目的に買い物動線上にアプリを介在した、アメリカ小売業の最新事例でもあります。

フットロッカーのパワーストア事例とは、単に店を増やしても集客ができない証左であり、集客にストアアプリを利用しなければならないという証拠です。

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