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経営も市場も「生き物」だから。

夏の暑さが猛威を振るう中、先週から今週にかけて、各社四半期決算の発表が続いている。
ここ数カ月の間に、ちょっと立場が変わって、お付き合いする会社が出てきたりもしたものだから、(それまでの一般的な投資、という観点を離れて)決算短信とか説明資料等にも比較的じっくり目を通すようにしているのだが、今回はちょっと流れが読みにくいところも多かった気がする。

10連休で内需は好調、景気もまだまだ好調、と言われている一方で、貿易戦争の余波その他の理由で中国を主戦場としていた会社は製造業を中心に散々な結果に。
為替相場も不安定、原材料価格も不安定、一方で国内の人件費コストだけは着実に上がっていく、という状況で、「去年より良い決算」を望む方が罰当たりだろう、と思っているのは自分だけではないようで、利益ベースでの決算予想進捗率が25%を大きく下回るような会社でもなぜか株価が次の日に跳ね上がったりするのだが、いい時も悪い時も経験してきた”一投資家”としては、

「株価に「割安」感があるのは、事業年度が始まったばかりで、単に通期予想をまだ見直してないからだろう」

と意地の悪い突っ込みも入れたくなるし、この環境下でも業績を伸ばしているのに、株式市場では売り込まれてしまった会社などを見ると、

「何をそんなに期待していたのだ・・・!」

と、呆れて突っ込みを入れたくもなる。

まぁ、市場予測が当たらず、「結果」が出た時の動きもその時その時の市場マインドでどちらに転ぶか読めないのと同じで、会社の中にいても、多くの人は自分の「持ち場」とその周辺の状況しか把握できないから、最終的な決算数値がどう転ぶかなんて発表の直前になってもほんの一握りの人にしか分からない。まして、その数字に日常的に接している者ですら予測なんて四半期を締めるギリギリまでできるものではないわけで、まさに経営って「生き物」だな、と思っていたことを、懐かしく思い出していた。

ちなみに、今日は6日に続いて忘れてはならない日、長崎の原爆忌である。

ということは、1年後の今日まで東京でオリンピックが続いているわけで、会社の業務カレンダーがこれまでと同じなら世の中がわんさか盛り上がっている(場合によっては混乱している?)最中に、外に出す数字の詰めとかをやらないといけないのか・・・と思うと、中にいる方々には心から同情を禁じ得ない。

できることなら、1年後、テレビ画面の中のオリンピックだけではなく、世の中全てが「明るいムード」に包まれているとよいのだけど。
そして、企業という「生命体」が何かと生きづらくなってきた昨今の状況に鑑み、「生き物」を助ける係、たる世の法務専門家の方々(もちろん自分も含め)が、一人でも多くその明るさの演出に貢献できることを、今は心から願うのみである。

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