- 2019年08月09日 17:33
立憲民主党が大きくなれない理由 有田芳生氏の国会議員とは思えない言動 問われているのは立憲民主党としての姿勢
立憲民主党は、共産党とは違い保守政党としての立ち位置です。今の政権が右に行きすぎているが故に立憲民主党の立ち位置が「左」になっているようにも見えますが、本来的に幅広く保守層も含めた支持を得ることによってこそ、立憲民主党は政党としての飛躍の可能性があります。
現在では共産党との支持層の重なりも当然にはありますが、他方で、「N国」に票を奪われたなどという状況もありますが、本来的にそういた票の奪い合いは狭い中でのものに過ぎず、広く自民党でも仕方ないという消極支持層を取り込むような政党にならなければ政党としての飛躍はありません。
「「NHKから国民を守る党」に投票するのは有権者の劣化? 投票行動から考える野党の目指すべき方向性」
このような立憲民主党の中に、有田芳生議員がいます。有田氏の言動には首をかしげるようなことがあります。
「菅長官、有田氏の「野蛮人」批判に「答え差し控える」」(産経新聞2019年8月6日)
「立憲民主党の有田芳生(よしふ)参院議員が菅氏らを圧力をかけた「バーバリアン(野蛮人)」と批判したことに対し、「個別国会議員のコメントに一つ一つ答えることは差し控える」と述べた。」
国会議員がツイッターでこうしたことを発信するのかという問題ですが、こうした発信はネット界では一部の特定の層には大受けします。そうした反応を求めて発信内容が過激になっていくことはよくあることですが、国会議員としてはどうなのかということは常に問われているところです。
これに対して、私は以下のようにツイートしたのですが、有田氏のツイートが返ってきました。
「バーバリアン」を「野蛮人」としか理解できない記者と弁護士。噴飯ものです。いや、情けない話です。
— 有田芳生 (@aritayoshifu) August 7, 2019
何の意味で「バーバリアン」を用いたのかの説明もありません。一般的にどう受け止められるのか、特に国会議員なんですから、それが有権者にどのように映るのかということが第一であり、それが自分の言葉足らずであれば、それを説明するのが普通の姿勢でしょう。
しかしながら、この問題は、有田氏が国会議員であることからすれは単に説明すればいいというものではなく、こうした発信をすること自体が先にも述べたとおり問題なのです。立憲民主党の支持に全くつながらないというだけでなく、離反を招くことにしかならないし、その実態は自分の内輪の固定支持層向けでしかなく、全体としてみれば、立憲民主党にとってはマイナスでしかないからです。
私は、以前にも有田氏の姿勢を批判する見解を掲載していました。
「一橋大学学園祭「KODAIRA祭」百田尚樹氏の講演中止と国会議員の関与」
それについての有田芳生氏のツイートです。
弁護士業界のひとりなんですね。僕の悪口を書いていることを昨夜知りました。あまたのネトウヨたちの書きこみに紛れていました。ワンオブゼム。「正論」筆者ですか。さもありなん。 pic.twitter.com/WdvRkCUwJ6
— 有田芳生 (@aritayoshifu) August 8, 2019
「悪口」だそうです。批判としては受け止められなかったのは非常に残念です。
有田氏もそうですが、特にこうしたヘイト関連では他の言論自体を一切、認めない、自分たちが絶対の正義だというイデオロギーが強く、そうした発想からは「悪口」にしか理解できなかったのでしょう。
私は生まれて初めというか、『正論』に寄稿しましたが、『正論』に投稿する者というくくりでしか理解できないのでしょう。この投稿内容は、昔ながらの普通の左翼の主張なのですが。『正論』に寄稿すると決めたときから、そうした揶揄はされるんだろうなとは覚悟はしていましたけれど。
折しも、「あいちトリエンナーレ2019」の表現の不自由展の中止が決まり、表現の自由が問題になっていたこの時期に、これは言論弾圧で、自分の言動はそうではないというのも無理があります。
こうした思想は、立憲民主党ととも相容れないようにも思いますし、これでは立憲民主党が広く大衆政党として、さらには政権政党としての脱皮は厳しいように思います。
個々の議員が一部の特定の人たちの支持だけで喜んでいてはいけないのです。一番、問われているのは立憲民主党としての姿勢です。



