記事

翁長知事死去から1年 沖縄を翻弄し続けてきた日本政治をひっくり返す

翁長知事告別式。=昨年8月、那覇市 撮影:田中龍作=

 一年前のきょう(8月8日)、日本中に衝撃が走った。沖縄県の翁長知事が膵臓ガンで逝去した。享年67歳。

 激戦の県知事選挙を経て後任となったのが、自由党の玉城デニー幹事長(沖縄3区)だった。

 自民党公認候補を破って誕生した玉城県政に対する安倍政権の横暴は凄まじい。

 知事の法的権限である公有水面埋め立て許可の取り消しをものともせず、辺野古の埋め立てを狂暴なスピードで進める。

 法律も何もあったものではない。政府が法律を破り、沖縄に暴力を浴びせているのである。

 1月、沖縄防衛局に対する野党合同ヒアリングが那覇市であった。野党は防衛局を追いつめていたが、防衛局は「仰せの通りです。違法性が濃厚ですので、しばらく工事を止めます」などとは言わなかった。当然である。

 ヒアリングの後の記者会見で田中は質問した。「いくら厳しく追及したところで、政権交代がない限り、辺野古の埋め立ては止まらないのでは?」と。

 野党議員たちは口をポカーンと開けて「コイツ、何を言い出すんだ?」という目で田中を見た。彼らには政権を取る気などサラサラないことが手にとるように分かった。

 政権を取らないことには、違法行為を正すことさえできない。この国はここまで荒廃しているのだ。

政権が変わらないことには、沖縄の諸問題が解決しないことを、誰よりも知っているのは沖縄県人だ。=7月8日、那覇市 撮影:田中龍作=

 2012年、消費税で国民を欺いた民主党が政権の座から転落してからというもの、本気で政権を取りに行く野党は存在しなかった。国民の側も野党に期待しなかった。

 「政権を取りに行く」「総理を目指す」と宣言するのが 「れいわ」の山本太郎だ。

 今回の参院選で山本は地方遊説の最初の地に沖縄を選んだ。「目に見える形で国の暴力にさらされているから」というのが理由だった。

 「れいわ」が政権を取れば辺野古の埋め立ては止まるだろう。

 沖縄問題に40年近く関わってきた永田町関係者は「山本太郎は突破口になる」と期待する。

 翁長知事の死から1年、沖縄を翻弄し続けてきた日本政治を本気でひっくり返そうとする勢力が現れた。

   

 ~終わり~

      ◇
『田中龍作ジャーナル』はこれからも「れいわ」 の革命を伝え続けます。
参院選挙取材で全国を駆け巡ったため、多大な交通費を使いました。台所が苦しくなっております。ご支援何とぞ宜しくお願い致します。

       ↓

田中龍作の取材活動支援基金

■郵便局から振込みの場合
口座:ゆうちょ銀行
記号/10180 番号/62056751

■郵便振替口座
口座記号番号/00170‐0‐306911

■銀行から振込みの場合
口座:ゆうちょ銀行
店名/ゼロイチハチ・0一八(「ゆうちょ銀行」→「支店名」を読み出して『セ』を打って下さい)
店番/018 預金種目/普通預金 口座番号/6205675 口座名/『田中龍作の取材活動支援基金』

■ご足労をおかけしない為に
ゆうちょ銀行間で口座引き落としができます。一度窓口でお手続きして頂ければ、ATMに並んで頂く手間が省けます。印鑑と通帳をお持ち下さい。
記号/10180 番号/62056751 口座名/タナカリュウサクノシュザイカツドウシエンキキン

連絡先
tanakaryusaku@gmail.com
twitter.com/tanakaryusaku

あわせて読みたい

「れいわ新選組」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    河井夫妻疑惑 報道鵜呑みは危険

    ビデオニュース・ドットコム

  2. 2

    尾身氏の述べる感染対策が具体的

    中村ゆきつぐ

  3. 3

    ホスト「昼の世界も感染者いる」

    文春オンライン

  4. 4

    胸板薄い? 木村拓哉は成熟なるか

    NEWSポストセブン

  5. 5

    実は借金 千鳥大悟が見せる男気

    SmartFLASH

  6. 6

    天才は「How型」で物事を考える

    幻冬舎plus

  7. 7

    韓国 慰安婦像前で三つ巴の戦い

    文春オンライン

  8. 8

    宇垣が豪語 告白は「させない」

    SmartFLASH

  9. 9

    日本は米中どちらを取るべきか

    自由人

  10. 10

    独立続出の芸能界 裏に金と圧力

    渡邉裕二

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。