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広島原爆ドームなんて取り壊せという世論を変えて今に到るまで保存されている理由とは?


撮影:かさこ

1歳の時に被爆し、15年後に白血病で亡くなった楮山ヒロ子さんが残した日記に「あの痛々しい産業奨励館(※現原爆ドーム)だけがいつまでも、おそるべき原爆のことを後世にうったえかけてくれるだろう・・・」 と訴えのおかげで、保存運動が本格化し取り壊してしまえ世論をくつがえし保存されるようになったのだ。

広島に原爆ドームがなければ多くの人が「観光」で訪れることもなく原爆のことを思い出さないだろう。資料館はあるけどあの原爆ドームという誰にもわかりやすい「絵」があるからこそ興味を持ち、訪れる。
負の遺構というのは愚かな人間が過ちを犯さないために重要な存在なのだ。
しかし負の遺構の多くは保存などされず消されてしまう。「思い出して悲しいから」とか「保存には金がかかる」といった理由もあるが何よりも負の歴史を早く忘れさせてなかったことにしたいからではないか。


撮影:かさこ

東日本大震災の震災遺構も多くが撤去されてしまった。でも震災遺構があれば 巨大津波がまたくる可能性がある地域に平然とまた住宅を建てるようなバカな真似はしなかったはずだ。
しかし遺構を撤去することで再び津波エリアに家を建ててしまう。そして30年、40年たてば若い人は忘れてしまい移住してきた人は知らずまた同じ過ちを繰り返す。


撮影:かさこ

原発の未来を喧伝した福島原発のあった双葉町の「原子力明るい未来のエネルギー」という北朝鮮並みの独裁洗脳プロパガンダ看板は撤去されてしまった。死の町に追いやった原発が明るい未来のエネルギーで ないことが明らかになってしまったから不都合なことは隠してしまいたからだ。


撮影:かさこ

ポーランドにあるアウシュビッツ収容所なども貴重な負の遺構だ。収容所の一部が残っていることで全世界から多くの人が訪れ人類の過ちについて考え未来に同じ過ちを繰り返さないようにと考える。
広島原爆ドームは取り壊されてもおかしくはなかったが1人の女性のおかげで保存されることになった。
負の遺構こそ未来につなげるために保存すべきという考えが広まるといいなと思う。

そしてぜひ日本や世界にある負の遺構を訪れてみてください。過ちを繰り返さないヒントとなるはず。

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