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カンボジア英語の特徴

カンボジアでは、ベトナムやタイなどと違って大概の所で英語が通じます。
特に最近の若い人は英語が出来ないと進学できないために、高校生であればほとんどの人が英語の会話や読み書きが出来ます。

ただ、カンボジア人の多くが話す英語は非常に訛っている事が多く、我々みたいにアメリカ英語(いわゆる米語)をベースに英語を使う人は特に分かりにくく、ましてや日本語に無い発音(カンボジア語には母音が25個、子音が35個ほどあります)を使って話された場合などは、単語そのものが聞き取れなかったりしまして、非常に難儀します。
(もちろん言うまでもありませんが、全部のカンボジア人の英語が訛っているわけではなく、例えば海外留学の経験がある人などは、普通の英語を話します。)

以前、私の友人二人がカンボジアに遊びに来た時の話です。ちなみに二人とも日本人です。
1人はアメリカのアイビーリーグの一つ、名門ブラウン大学でMBAを取った30代のバリバリのビジネスマンで、もう1人は、日本の大手コンサル会社のロス支社で10年近くアメリカ企業を相手に渡り歩いていた60代の猛者です。
二人ともネイティブ並に英語を話しますが、全然分からないカンボジア英語にショックを受けたそうです(笑)。

特に笑った話では、プノンペン空港の案内の職員の話している英語がよく聞き取れないので、何度も聞き返していたら、「あなたは英語が分からないのか?」と言われたので、「私はアメリカでの生活が長いが、あなたの英語が訛っていておかしいんだよ。」と説明したら、「そんなはずは無い。大学で習ったのだから、これが普通だ。」と言い返されたそうです(笑)。二人とも苦笑いをするしか無かったそうです(笑)。

そういえば二階堂さんも最初にカンボジアに来た際には、「なんで彼らの英語が聞き取れないんだろう?」と不思議がっていましたね。アメリカ英語を話す人は、聞き慣れるまでは苦労する人が多いですね。


さて、私が今までに感じたカンボジア英語の特徴を簡単に申し上げますと、


【その1】:過去形・過去分詞をあまり使わない。

カンボジア語には過去形が無く、過去をあらわす単語(「昨日」とか「去年」とか)を会話につけて時制を判断するという特徴がありまして、それに影響されて、彼らの話す英語も、過去の事でも現在形で話される事が多かったりします。
例えば、I go to his house yesterday. なんて言葉を平気で話します。
また、I bought this yesterday. みたいに、きちんと過去形や完了形で話をすると理解されないことが結構あります。
そういえば、will もあまり使わないような気がしますね。


【その2】:長母音が無い?

例えば、weekやdeepといった伸ばして発音する母音は短く発音される傾向があります。
あえてカタカナで表記しますと、weekは「ウィーク」ではなくて「ウイック」、deepは「ディープ」ではなくて「ディップ」と発音される事が多い様です。
最初、何を言っているのか分からず参りました。


【その3】:単語の最後を省略して発音しない事が多い。

例えば喫茶店で、Ice caffe latte なんぞを注文する時は、「アイスラテ」ではなくて、「アイラテ」になります。
特に、~chや~ckや~pという発音は省略される傾向が強い様です。


【その4】:最初のHは声に出さない。

変な誤解をされると困るのですが(笑)、hotel などは「オーテル」と発音されます。頭にHが来る単語では、Hは発音され無い事が多いです。
これはフランス語の影響では無いかと勝手に思っています。


【その5】:間違った発音でも堂々と言ってくる(笑)。

話を聞いても全く意味不明なので紙に書かせてみると「お前、発音が全然違うよ!」という事はザラです。
大学や予備校での英語の授業を見ていると、そもそも先生が間違った発音で教えている事が結構有りまして、何とも腰が抜けます(笑)。


【その6】:もはや、カンボジアの言葉?としか思えない英語

例えば、not yet は、「ノァッ イエット」ではなくて、「ナチェ」です(爆)。
他にもいくつかあるのですが、ちょっと今すぐには思い出せません。


この他にもカンボジア英語の特徴を御存知の方がいらっしゃいましたら、教えていただけると幸いです。

ちなみにカンボジアでは、ネイティブが英語教師として教えている学校は、カンボジア人の英語教師が教えている学校よりも授業料がかなり高かったりします。なんとなくみんな分かっているのだな、という事が分かって興味深いです(笑)。

この他にも、動詞が1文中に2つ以上平気で出てきたりと色々と面白い特徴があったりもするのですが、これはアメリカでもあまり教育を受けていない人によくある特徴なので、カンボジア英語だけの特長とも言えないかと思うので省略。


で、最大の問題はですね、カンボジアに住んでカンボジア英語に慣れてしまうと、知らず知らずの内に自分でも上記の様なカンボジア英語を話すようになっていたりする事でして(だってその様に話さないと通じないもんで・・・)、たまに欧米系の人と話をすると思い切り笑われてしまう事です
この前もアメリカ人の友人から、「言っている事は分かるけど、お前、随分ヒドイ英語を話す様になったね!(爆笑)」と言われてしまいました(泣)。

私の友人(日本人)で、それは見事なカンボジア英語を話す人がいまして、これはこれで何とも感動的なのですが、私も中途半端ではなく、いっそのことそこまで極めてしまおうかとも思っている今日この頃です(笑)。
だってクメール語は難しいし、意思疎通だけで考えるなら、その方が早い様な気がしますので・・・。
うーん、悩む所ですな。

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