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「塾には頼らない」「テレビは1日1時間」 新皇后・雅子さまを育てた小和田家の教育方針とは 皇后雅子さま物語 #8 - 友納 尚子

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令和の皇后となられ、ご成婚時の輝くような笑顔を、取り戻されつつある雅子さま。

雅子妃 悲運と中傷の中で』(文春文庫)から、新皇后の「あゆみ」を特別公開します。 

【写真】幼少期の雅子さまの写真をすべて見る

◆ ◆ ◆

「塾に行かない・家庭教師もつかない」”小和田家の教育方針”

 それほど打ち込んだソフトボールだったが、雅子さまは勉強とスポーツを見事に両立させ、成績が下がることは決してなかったという。

 世間的には、雅子さまのような華々しい学歴を経るためには、家庭でいったいどのように教育されてきたのだろうと興味を持つ人も多いだろう。よくテレビなどで、難関校に合格した親子の二人三脚の努力秘話などの番組を見ることがあるが、小和田家の場合はそれとはまったく異なる教育方針だった。

愛子内親王の学習院女子中等科卒業式に参加 ©JMPA

 雅子さまは海外にいたときこそ、日本語を忘れないようにと補習塾に通ったことがあったが、帰国してからは編入試験の準備以外に、学習塾に行ったことはない。家庭教師がついたことは一度もなければ、母親の優美子さんが付きっきりで勉強を見たということもなかった。励行していたのは、その日に学校で習ったことの復習と宿題だけだという。

「テレビは1日1時間」 見たのはニュースとセサミストリート

 小和田家と親しいある人物が語る。

「母親の優美子さんは、几帳面な方で日常生活もきちんとしていました。部屋はいつも整頓され、家具や食器などの置き方にもこだわりがありました。お嬢様たちには、小さい頃から勉強をしなさいとはあまり言わなかったようです。ただ、テレビはニュースやセサミストリートなど見たいものだけを決めて、1日1時間以上は見せなかったとか。おもちゃや雑誌、漫画などといったものはほとんど買い与えずに、お誕生日やクリスマスなどの特別な日に限って思い出に残るプレゼントをされたそうです。

 ご両親は、お嬢様たちがなさりたいことをすぐに否定するようなことはなく、自由にのびのびとした教育を本当に心掛けられていました。自由というのは野放しにすることなどではなく、反対に親が目を配ったりしなくてはならないものです。親は子どもを信じ手本となるように心掛けていらっしゃったと思います。お嬢様たちもこのようなご両親の姿勢を身近に見てこられて、勉強に限らず学ぶ楽しさやその必要性を感じられたのではないでしょうか」

「オワはいったい何時、勉強していたのかしら」

 子どもの自主性を尊重しながら「教育」するには忍耐がいる。放任するのはたやすいが、時に道をさし示しながらしっかりと見守りつづけることは、より多くの我慢強さを求められることが多い。優美子さんが周囲に語っていた「常に緊張して歩いてきた」という言葉のなかには、子どもの教育に対する正直さとひたむきさが感じられる。

 そんな教育方針のなかで雅子さまも自分の体調に合わせて自然と早起きをして勉強することが習慣になっていたという。当然、宿題だけではなく予習や復習もし、ソフトボールの朝の練習にも参加した。

 担任教師は当時のことを印象深く憶えている。

「小和田さんは成績こそ良かったのですが、いわゆるガリ勉ではありませんでした。学校生活を楽しんでいるといった感じで実にのびのびとしていました。いつも女子生徒たちのなかで微笑んでいたのが印象的です。女子生徒に特有の大声ではしゃぐといった感情的な面はなく穏やかで冷静でした。最近会った当時の生徒たちも『オワはいったい何時、勉強していたのかしら』と話していました。頑張っている姿をそんなに見せずに軽くこなしていくという品の良さがありましたね」

「一人ひとりの目を見て笑顔で話しかけてくれる」

 中学時代からのある同級生は今でも雅子妃と交流がつづく大親友の一人だが、同様の印象を持っている。

「学業とスポーツを両立されて何をやってもお出来になったのに、常に謙虚でいらっしゃいました。授業中でも積極的に手を上げてご発言されることはほとんどありませんでしたが、先生に指されると的確な答え方をされる。友人同士で話をしていても、とてもにこやかにされていましたが、どちらかというと聞き役でいらっしゃった。クラスでも人気があって、いつも周りに人が集まるような人望もありましたが、ご自分のことが話題の中心になるとはにかまれて、話題を変えてしまうようなことがありました。繊細というよりも、もの静かで穏やかなご性格だったのではないかと思います。

 妃殿下は世間で言われているような活発で勝気なイメージとは違う方なので、実際にお会いしたらおそらく驚かれると思います」

 別のクラスメートも同じように話す。

「クラスの中で特に目立つということはありませんでしたが、友人からはとても頼りにされる存在でした。先生との受け答えから頭がよくて勉強が出来るという印象はありましたが、飛びぬけて出来たというわけではなかったと思います。聡明で、どちらかといえば、周囲に気を使われすぎてしまうようなところがあって、同窓会で皆が寄ってきても、一人ひとりの目を見て笑顔で話しかけてくれるようなそんなやさしさがありました」

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