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公明党は改憲勢力? 加憲と改憲 問われいてるのは安倍自民党に9条改憲をノーと言えるかどうかだ

参議院選挙が終わり、改憲勢力が3分の2を割りました。

 マスコミ報道でも自民党、公明党に加え、維新の会も改憲勢力に含めています。

  特にここで問題になるのは、憲法9条の改憲です。公明党は元来、この9条改憲には否定的と言われています。

  だから、このような石破茂氏のような発言にもなります。
石破氏、改憲勢力3分の2は虚構 「自公のスタンス相当違う」」(北海道新聞2019年7月30日)

「自民党の石破茂元幹事長は30日、東京都内でパネル討論会に出席し、安倍政権下での憲法改正に前向きな「改憲勢力」の定義に疑問を呈した。国会発議に必要な3分の2以上の議席を衆院で確保していることに関し「自民、公明両党のスタンスは相当違う。3分の2はフィクション(虚構)だ」と述べた。」
2019年7月30日撮影


 公明党は、以前から改憲ではなく加憲を主張しています。憲法9条改憲には否定的です。

 ただ加憲か改憲は、言葉遊びに近く、改憲であることに変わりありませんし、公明党が以前、主張していた環境権などの加憲についていえば憲法レベルでなければ実現不可能というものでもなく、改憲の地ならし、あるいは「護憲」と一線を画すための方便ではないかとさえ思えます。

公明党山口那津男代表のウソがひどすぎる 自民党は憲法改正をたくらんでいない!?

 公明党に問われているのは、安倍自民党がそれでも憲法9条改憲に突き進んだとき、明確に「ノー」と言えるのかどうかです。口では、9条改憲について「慎重」にという言葉はよく使っていますが、本音では安倍自民党に憲法9条に触れて欲しくないというだけです。支持母体である創価学会会員には9条改憲には反対する層も厚いからです。

 しかし、その本音は触れて欲しくない、つまり安倍自民党と支持母体の創価学会との板挟みになることだけは避けたいということにあります。

 実際に国会の発議に賛成するのか反対するのかということですし、未だに態度は明確ではありません。

 議席配分からすれば、公明党が憲法9条改憲にノーといえば、安倍自民党の元での9条改憲は実現不可能です。その意味では公明党がキャスティングボートを握っていると言ってもいいくらいなのですが、全くもって賛否を明確にしません。

 いざ、安倍自民党が9条改憲ということを公明党に突きつけたとき、そのとき公明党はどのような態度を示すのか、そこが問われているわけですが、現実にそのような場面になったらノーって言えないんだろうね、というのが大方の評価ではないでしょうか。

 そうした観点からは、マスコミが公明党を改憲勢力に含めているのは正しいと思います。少なくとも加憲だからということではなく、憲法9条改憲にノーと言えないことが見透かされているからです。

 改憲勢力の言動に欺されないように気を付けましょう。

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