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米、イランのザリフ外相に制裁 外交交渉の可能性に影響も


[ワシントン 31日 ロイター] - 米財務省の外国資産管理局(OFAC)は31日、イランのザリフ外相に対する制裁措置を導入したことを明らかにした。両国間の緊張が高まる中、外交交渉の可能性に影響が及ぶ恐れもある。

ムニューシン米財務長官は声明で「ザリフ外相は最高指導者ハメネイ師の無謀な計画を実行に移し、体制の主要なスポークスマンとなっている」と非難し、「イランの最近の行動は全く受け入れられないという明確なメッセージを送る」とした。

制裁によりザリフ氏が米国内で保有する財産や権利は凍結されるが、同氏はツイッターで「イラン国外で財産や権利は一切保有していないため、私にも家族にも全く影響はない」と強調。「私を米国に対する大きな脅威とみなしてくれて感謝する」と皮肉った。

トランプ政権は、ザリフ外相が国連訪問などのため訪米する際に渡航ビザを発給するかどうかは個別に判断するとし、同氏が9月の国連総会に出席できる可能性を残した。

米政府高官は、トランプ大統領にはイランと協議する用意があるとあらためて強調したが、米政府は重要な意思決定者との交渉を望んでいるとし、ザリフ氏が重要な意思決定者であると政府は考えていないと述べた。

一方、ザリフ氏はツイッターに「対話や和平に向けた動きは、『Bチーム』にとっては存続に関わる脅威だ」と投稿した。

ザリフ氏は以前、ボルトン米大統領補佐官やイスラエルのネタニヤフ首相などの対イラン強硬派を「Bチーム」と呼び、「Bチーム」がトランプ氏にイランとの戦争を迫る可能性があると指摘していた。

米上院外交委員会メンバーのクリス・マーフィー議員(民主党)は、今回の米政府の決定について「米国が本当にイランとの交渉を望むという立場なら、最も重要な交渉相手に制裁を科すべきでない」とツイッターに投稿した。

米国は6月24日にイランの最高指導者ハメネイ師を含むイラン指導部を制裁の対象にすると発表している。

※内容を追加しました。

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