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投票率が上がらないなら参議院なんて廃止してしまえ

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いやあ、参院選も終わったけどさ、俺は投票日が間近になって急に泣いて訴えるヤツが出てきたから、ずいぶんと必死な候補者だなあと思ったら吉本興業の芸人さんだったよ(苦笑)。やむにやまれぬお家の事情らしいけど、あれで投票直前のテレビは吉本一色。せめてもう2日待ってさ、投票日過ぎてから記者会見でも何でもやってくれたらと思うね。

反社会的勢力との関わりがどうこうって話だけど、あれって見方によったらさ、吉本興業自体が国民から参院選の興味を削ぐ「反社会的勢力」だって話になりかねないよ。まあ、芸人と事務所の関係とかその話はまたいずれさせてもらうよ。

投票率48.40% 残念だった参院選

BLOGOS編集部

それにしても参院選、投票率が低くて残念だったな。48.80%か。前回2016年の参院選が54.70%だろ。まあ、どっちも紅白歌合戦よりは高いけどな。こっちは国政選挙だからな。もっともっと高くなってほしいな。

なに、都道府県別の投票率も出てるの? 一番高かったのが山形県で60.74%か。すごいね。山形は胸張っていいよ。東北は他の県も投票率が高いのか。岩手県が56.55%、秋田県が56.29%。なるほど東北は米どころだけに、「いっぴょう(一俵)」を大切にするでしょう、なんてな(笑)。

逆に投票率が最も低かったのはどこ? 徳島県で38.59%か。ああ、これはあれだろ、比例代表の特定枠って仕組みが出来たところだ。自民党が一票の格差是正をするのに選挙区をこねくり回して「鳥取・島根」「徳島・高知」を合区にしたんだよな。そこで選挙区からハミ出しちゃう自民党議員を救う為に、比例で優先的に当選させちゃうって、なんだか妙な仕組みだ。

それで徳島からの自民候補が特定枠に入って、投票前からほぼ自動当選だから県民も選挙やる気なくなって投票率下がったって話だな。しかし今回の参院選、47都道府県で46都道府県が前回よりも投票率落としたっていうのは寂しいな。ちなみに参院選の投票率って、過去のベストとワーストってどうなってるの?

< 参議院議員選挙 投票率 >

最高 1980年(第12回) 75.54%  ※衆参同日選挙

最低 1995年(第17回) 44.52%

ほう、最高は衆参ダブルでの75.54%か。これぐらいの投票率がコンスタントに出たらいいよな。そこで、その為にどうするかってことだよ。ちょっと俺も投票率アップ策を考えてみたんだ。

投票率をアップさせる3つの秘策

BLOGOS編集部

1.テレビ報道よ奮い立て

2.夏にやるな

3.参議院を廃止しろ

この3つの策があるんだけど、ひとつずつ話していこうか。まず「1.テレビ報道よ奮い立て」。これは深刻な話だぞ。安倍さんが政権とってからさ、「報道番組が偏向している、政治的公平性を欠く」なんて圧がテレビ局にかかるようになったんだ。何年か前にあっただろ、TBSの「NEWS23」に安倍さんが出た時、アベノミクスを批判する街の声がVTRで流されて、安倍さんが怒っちゃったやつ。どうして批判的な声ばかり流すんだ、そうでない声もあるだろって。あれいつだっけ? 2014年の11月か。

その直後だよ、在京キー局あてに自民党が抗議の文書を回したんだよな。報道は公平公正にしろって。その流れで当時総務相だった自民党の高市早苗さんが国会で、ちょこちょこテレビ局に圧をかける発言をするようになってさ、で、一番問題になった発言がなんだっけ? 「テレビ局が政治的公平性を欠く放送を繰り返した場合、電波停止を命じることができる」(2016年2月)。

そうそう、詰まる話が政権を批判してばかりいると免許取り上げて局ごとつぶすぞって、国を挙げてのパワハラだ。これにテレビ局はビビっちゃったんだ。それからだよ、局を代表する報道番組の顔がどんどん画面から消えちゃったんだ。

◎2016年1月 「クローズアップ現代」(NHK) 国谷裕子氏 降板

◎2016年3月 「NEWS23」(TBS) 岸井成格氏 レギュラーコメンテーターから不定期出演に変更

◎2016年3月 「報道ステーション」(テレビ朝日) 古舘伊知郎氏 降板

みんな政権に物申す人達だよ。こんなに立て続けにクビが変わるって只事じゃないよな。この時期を境に、テレビの報道番組は妙に政権の顔色を伺ってさ、やり過ぎないようにようになっちゃったんじゃないかな。だから選挙になっても腫れ物に触るというか、触らぬ報道に祟り無しって感じで、なんだか毒にも薬にもならない触れ方でさ、ニュース番組はどこもおとなしいの(苦笑)。

各党を同じ時間配分で紹介することが政治的公平なのか

選挙前の政治的公平性って、ただ単に、各党の紹介を同じ時間配分で見せることじゃないだろ。それは政見放送で充分なんだから。今、この国で何が起きているのか、何が問題なのか、どんな候補者が何を考えているのか、国民ができるだけ多くの情報を知るためにテレビはあるべきだよ。

テレビってアイデアマンがたくさんいるよ。映像を見せるプロや才能が集まってるんだよ。そこで色んな演出、色んな見せ方で、政治への関心を高められるメディアなんだよ。

それがさ、今のニュース番組を見てると「参院選の特集です」ってやるんだけど、特集というほどの特集でもないし、そのあとのスポーツニュースのほうが放送時間が長くて、VTRも手間暇かけて編集されてたりしてね。その労力を選挙報道に注ぎ込んでくれって話だよ。

結局、すべての投票が終わって開票特番になってから各局が堰切ったように放送してね。しかも、当確の情報ばかり。当確の結果でテレビ各局が1分1秒を競いあったってしょうがないよ。開票特番よりも競いあってほしいのはその前の段階だよ。もっと選挙に関心が起こるような番組を流そうよ。

当たり障りのある中立公平を

テレビの報道姿勢がこういう尻込んだ状況に陥ってることに、苦言を呈する人も出てきてるんだろ? デーブ・スペクターさん、夏目三久さん・・・。みんな「テレビってこのままでいいの?」っていう警鐘だな。

しかも、番組の合間には安倍さんが「日本の明日を切り拓く」っていう自民党のCMばかり流れてる。あれなんなの? テレビの報道は政治的公平中立でないとダメだけど、CMは金があるならいくら流してもOKって・・・、うーん、センキョは金って昔から言うけど、そういうのも含めて今のテレビって何だか切ないな。

テレビが政権の顔色ばかり見て、最も大事な視聴者である国民を見ない。そんなことしてたら視聴者はますますテレビ離れを加速、テレビは自分で自分の首を絞めてるんじゃないの? どうか取り返しがつかなくなる前に、当たり障りのない中立公平を一歩進めて、当たり障りのある中立公平を目指してほしいよ。

与党からも野党からもどっちからも文句言われるぐらい、テレビマンがプライドを持って、「そこまでやるか!」っていう選挙への関心を高める報道を国民に見せてほしい。選挙期間のテレビ、もっともっと奮い立ってほしいね。

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