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- 2012年05月21日 02:55
【ウォルマート】、コイン投入口のない自販機!SNSのチェックインでサンプルを提供?
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■ウォルマートは現在、プロクター&ギャンブル(P&G)社と協力して無料サンプル品の自販機を一部店舗でテスト展開している。「ウォルマートで無料サンプル品(freebie at walmart)」と書かれた青色の自販機は、ウォルマートの入り口付近に置かれている。自販機はサンプル品を取り出し口のみで、コインやお金の投入口はない。また、自販機が提供しているP&Gの試供品は1台1種類となっている。現在は洗濯洗剤タイド(Tide)シリーズで、染み抜き剤にブライター(漂白剤)をひとつにした新製品「タイド・ポッズ(Tid Pods)」1個(1回分)となっており、場所によっては歯磨き粉クレスト・シリーズの新製品サンプルを提供している。無料サンプルの取り出し方は、自販機の前でスマートフォンからフェイスブックにアクセスし、「フリービー・アット・ウォルマート(Freebie at Walmart)」でチェックインすれば自動的にでてくる仕組みだ。
この無料サンプル品自販機はカリフォルニア州トーレンス店やサンノゼ店など13州15店でテストされている。
トップ画像:近所のウォルマートでテストされている「ウォルマートで無料サンプル品(freebie at walmart)」自販機。スマートフォンとSNSを使ったサンプル品提供の事例。下にあるような商品紹介動画を見れば、サンプル品から愛用する人も増えるだろう。無料サンプル品自販機は、リアルとネットを連動させた、他にも応用可能な面白い事例だ。
大きめのキャンディのような「タイド・ポッズ(Tid Pods)」の紹介動画。洗剤と染み抜き剤、ブライター(漂白剤)をひとつにし、洗濯量に関係なく全温度に対応した洗剤だ。キャンディのような洗剤を投げ込むだけという手軽さを、ポップな音と女性の衣服で表現している。この商品のターゲット客層とスマートフォン(フェイスブック)利用者層が重なっている。スマートフォンでこの動画をみれば、1度は試供品を使いたくなるだろう。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。渋谷区の神宮前に5年前、会員に試供品を無料配布する「サンプル・ラボ」がオープンし、大変な人気を集めました。しかし、ここの運営会社は数年もしないうちに倒産しました。会員条件や会員費用(入会金300円と年間フリーパス料金1,000円)、さらには入店には行列に並ばなければならないなど敷居が高く、サンプル商品も少なくなったことで集客が難しくなったのが、倒産理由として挙げられています。サンプル品のなかには、まだ市場にでていないテスト品もあったのではと推測しています。つまり、お金払って会員になり、ある意味、毒見をするという立場ですから、それほど美味しいものではなかったでしょう。また、サンプル品を提供する企業の側からみても、会員が必ずしも自製品のターゲットユーザーでない場合もあったかもしれません。
⇒フリーミアムというマーケティング用語があります。サンプル品や基本サービスを無料で提供し、気に入ったお客に本品やより付加価値の高いサービス購入してもらって収益を上げるビジネスモデルです。分かりやすいところでは、様々な試食品を提供しているデパ地下や、無料のお試し期間のあるソフトウェアですね。課題としては、ターゲット層ではなく偏った層に消費されたり、1度の体験だけでは理解されず、結局、ユーザーにならないケースがあります。ウォルマートがテストしているサンプル品自販機は、利用者がスマートフォン所有者でフェイスブックユーザーに絞られています。SNSでチェックインすることでサンプル品を提供するので、一部の人に偏って大量に消費されることもありません。どの店で、いつの時間に利用されたかなどのデータも得られることになります。自販機ですから、人件費もかかりません。
スマートフォンの普及率が上昇すれば、導入するチェーンストアや他製品、さらに応用事例も増えてくるでしょう。週客数1.4億人を誇るウォルマートですから、入り口がサンプル品自販機で埋め尽くされたりして...
■ウォルマートは現在、プロクター&ギャンブル(P&G)社と協力して無料サンプル品の自販機を一部店舗でテスト展開している。「ウォルマートで無料サンプル品(freebie at walmart)」と書かれた青色の自販機は、ウォルマートの入り口付近に置かれている。自販機はサンプル品を取り出し口のみで、コインやお金の投入口はない。また、自販機が提供しているP&Gの試供品は1台1種類となっている。現在は洗濯洗剤タイド(Tide)シリーズで、染み抜き剤にブライター(漂白剤)をひとつにした新製品「タイド・ポッズ(Tid Pods)」1個(1回分)となっており、場所によっては歯磨き粉クレスト・シリーズの新製品サンプルを提供している。無料サンプルの取り出し方は、自販機の前でスマートフォンからフェイスブックにアクセスし、「フリービー・アット・ウォルマート(Freebie at Walmart)」でチェックインすれば自動的にでてくる仕組みだ。
この無料サンプル品自販機はカリフォルニア州トーレンス店やサンノゼ店など13州15店でテストされている。
トップ画像:近所のウォルマートでテストされている「ウォルマートで無料サンプル品(freebie at walmart)」自販機。スマートフォンとSNSを使ったサンプル品提供の事例。下にあるような商品紹介動画を見れば、サンプル品から愛用する人も増えるだろう。無料サンプル品自販機は、リアルとネットを連動させた、他にも応用可能な面白い事例だ。
大きめのキャンディのような「タイド・ポッズ(Tid Pods)」の紹介動画。洗剤と染み抜き剤、ブライター(漂白剤)をひとつにし、洗濯量に関係なく全温度に対応した洗剤だ。キャンディのような洗剤を投げ込むだけという手軽さを、ポップな音と女性の衣服で表現している。この商品のターゲット客層とスマートフォン(フェイスブック)利用者層が重なっている。スマートフォンでこの動画をみれば、1度は試供品を使いたくなるだろう。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。渋谷区の神宮前に5年前、会員に試供品を無料配布する「サンプル・ラボ」がオープンし、大変な人気を集めました。しかし、ここの運営会社は数年もしないうちに倒産しました。会員条件や会員費用(入会金300円と年間フリーパス料金1,000円)、さらには入店には行列に並ばなければならないなど敷居が高く、サンプル商品も少なくなったことで集客が難しくなったのが、倒産理由として挙げられています。サンプル品のなかには、まだ市場にでていないテスト品もあったのではと推測しています。つまり、お金払って会員になり、ある意味、毒見をするという立場ですから、それほど美味しいものではなかったでしょう。また、サンプル品を提供する企業の側からみても、会員が必ずしも自製品のターゲットユーザーでない場合もあったかもしれません。
⇒フリーミアムというマーケティング用語があります。サンプル品や基本サービスを無料で提供し、気に入ったお客に本品やより付加価値の高いサービス購入してもらって収益を上げるビジネスモデルです。分かりやすいところでは、様々な試食品を提供しているデパ地下や、無料のお試し期間のあるソフトウェアですね。課題としては、ターゲット層ではなく偏った層に消費されたり、1度の体験だけでは理解されず、結局、ユーザーにならないケースがあります。ウォルマートがテストしているサンプル品自販機は、利用者がスマートフォン所有者でフェイスブックユーザーに絞られています。SNSでチェックインすることでサンプル品を提供するので、一部の人に偏って大量に消費されることもありません。どの店で、いつの時間に利用されたかなどのデータも得られることになります。自販機ですから、人件費もかかりません。
スマートフォンの普及率が上昇すれば、導入するチェーンストアや他製品、さらに応用事例も増えてくるでしょう。週客数1.4億人を誇るウォルマートですから、入り口がサンプル品自販機で埋め尽くされたりして...



