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来週に迫ったFOMC:大方予想は25ベーシスポイントの利下げ

注目の連邦公開市場委員会(FOMC)が、いよいよ来週(31日)に迫りました。下のチャートで分かるように、CMEグループのデータによると、25ベーシスポイントの利下げの可能性は78.6%、そして50ベーシスポイントの利下げの可能性は21.4%です。



見ての通り、金利据え置きという選択肢はありませんから、もし金利が据え置かれた場合はマーケットは大荒れとなることでしょう。

ほぼ80%の確率で25ベーシスポイントの利下げが実施される、というのが市場予想ですから、その通りの結果なら驚きはありません。現に、投資家たちは25ベーシスポイントの利下げを見込んで既に株を買ってしまっている、と見られていますから、25ベーシスポイントの利下げ幅では買い材料にならないという意見も出ています。では、50ベーシスポイントの利下げなら良い買い材料となるでしょうか?
50ベーシスポイントの利下げの正当性を弁護することはできる。しかし、FOMCのメンバー全員がそれに賛成するとは思われない。米国は、景気後退の瀬戸際に現在立っているのだろうか?答えが「イエス」なら50ベーシスポイントの利下げをするべきだ。-- カート・ロング(連邦クレジット・ユニオン)
50ベーシスポイントという予想以上に大きな利下げをすることで、投資家たちは積極的な連銀の姿勢を称えて株を買うかもしれません。しかし、投資家たちを不安にさせる可能性もあります。ロング氏が指摘しているように、50ベーシスポイントの利下げを行うことは、連銀は米国が正にリセッションに陥ろうとしていることを認めたことになりますから、投資心理を冷え込ませてしまうことが考えられます。

少数意見ですが、「金利を下げる必要は無い」と言う人たちもいます。
現状を考慮すると、ここで利下げをする必要は無い。個人消費は大きく回復している。--クリス・ラプキー(MUFGユニオン・バンク)
ラプキー氏が指摘しているのは小売売上です。6月の小売売上高は予想された+0.1%を大きく上回る+0.4%でした。前年同月と比べた場合は+3.4%という好結果になり、米国は明日にも景気の後退が始まる、といった状況ではありません。

私たちは、ここからどう動くべきでしょうか?FOMCの動向に賭けて一大勝負に出ようと計画している人もいることでしょうが、言うまでもなく、それは一般の投資家に当てはまるスタイルではありません。つまらないかもしれませんが、現時点で新しいポジションを無理して作る必要はありません。もし現在ポジションを持っているのなら、損切り注文を入れておくことを勧めます。

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