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無料相談所ではありません -騙される人の資質について-

この二階堂さんの記事を読んで思わず笑ってしまいました。

実は、こういった詐欺被害者からの相談というのは私の所にもよく寄せられるのですが、かなりの割合でこういう感じの方が多いのですよ。
何といいますか、「自分は被害者なんだから、タダで助けてくれて当たり前」みたいな態度で来られるのですね(笑)。
こういう人はまあ、常識という名の頭のネジが足りず、冷静な判断が出来ず、欲に負けて騙されたのだろうなと容易に想像がつきます。

もちろん、騙す方が全面的に悪いという事は言うまでもありませんが、上記の様な態度の人を見ると、騙される方の資質も垣間見える訳です

まずいつも私が不思議に思うのは、被害者の方が最初にその投資話などを聞いた際に、裏を取る』というごくごく基本的な作業をしないのか?という事です。

たまに被害者の方で、「裏は取ったのに」と主張する人が居るのですが、その内容を聞いてみると実にお粗末で、せいぜいが知り合いに聞いたレベルだったりします。
また、契約書や事業計画書の内容もかなりお粗末で、ナゼこんな内容にお金を出せるのかが不思議で仕方ないのですが、自分で是非を判断できないのなら契約書にハンコを押す前に弁護士や専門家に相談すれば良いのに、そういったごく当たり前の行動を取る人はほぼ皆無です(だからこそ被害者になったのだとも言えますが)。

日本人は性善説の人が多いのか、言われた事をそのまま信じてしまう人が多い気がします。
その裏返しか、騙されたと分かった場合には、騙した側のみを責めて、信じた自分の落ち度(責任)は感じない様ですね。

第三者から言わせて貰えば、『そんな話を、裏も取らずに信じたあなたも悪い』となるのですが、上記の様な被害者は、口を揃えて、「まさか騙されるとは思わなかった」「騙したあいつが悪い」「騙された自分は悪くない」とのみ発言し、「助けて下さい」と来ます。『自分は、無知で純真で、人を信じた善人なのだから悪くない』という理屈の様です
その現れとして、上記の様な『助けてもらって当たり前』という態度になるのだと思われます。

あと、どうやらいまだに情報はタダだと思っている人が案外いまして、このブログや二階堂ドットコムの様に情報発信をしているサイトに対して、「困ったら(タダで)何とかしてくれるのが当たり前」「調べて(タダで)情報提供するのが当たり前」といったことを平然と言ってくる人がいます。一体全体なんなんですかね?私達は公的機関や慈善団体ではないのですけど。

この前、ウェブ論壇のBLOGOSにこのブログの記事が掲載された際にも、「ジャーナリストとして、あなたが最後まで調べて、世の中に報告する義務がある」とか言って来た読者がいました。何でしょうかねこれは?
クドいですが、私はジャーナリストではありません。調査費や原稿料を貰えるならやっても良いですが(笑)。

まあ何が言いたいのかと申しますと、私も二階堂さんも無料相談所ではありませんという事だったりします(笑)。

誤解の無いように申し上げますと、被害者の方の全てがこんな人達ばかりではもちろんありません。
詐欺被害にあった方でも、冷静にきちんと対応される方もいらっしゃいます。こういう方の話を聞くと、詐欺の内容がかなり巧妙だったり、仲介者との付き合いで仕方なく、といった同情に値する事情が多かったりします。
そういう方には出来るだけ協力して上げたいな、という気持ちになるものです。
それは私の『』の心から自然に出てくるものです。強制されて出てくるものではありません。どうにも私は古いタイプの日本人なもので。

余談ですが、「人を頼る、人に頼られる」というのは、いわば「助け合い」ですよね。人に頼るばかりでは世の中は成立しません。バランスが取れてこそだと私は思うのですよね。

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