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配車アプリ『CREW』のこれからと、この手のアプリの法的課題

 新しくベストタイムズで連載を始めることになりました。調査報道でご一緒するのは北澤恭さんです。

『堂々たる白タク配車アプリ』と評判の「CREW」を巡る論争が拓く未来 | コップの中の百年戦争
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/10448
『堂々たる白タク配車アプリ』と評判の「CREW」を巡る論争が拓く未来
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190720-00010448-besttimes-pol

 「取材させて欲しい」と何度か連絡をしているのに当事者から一向に返事をもらえなかったんですが、ただまあ良く調べてみると「業としては別として、報酬を受け取らない」前提でのモデルであれば許されるという国土交通省と経済産業省の解釈もあったためにマッチングまでは適法ということでそのままサービスインするようです。

 記事にも書きましたが、マッチングされて配車され乗った車両が事故を起こしたらどうなるのか、という点も含めて、保険会社の対応も割れそうです。ただ、個人的には「CREW」のようなライドシェアの発展版的なサービスは面白いと思うんですよね。どこで儲けるのか分かりませんが。アプリに広告でも掲載するんでしょうか?

 で、この記事で書きたかったのは警察庁もある程度状況を認識する中で、例えばインバウンド客が海外の配車サービスで日本のドライバーとマッチングしていて、決済情報も乗降情報も日本が承知しないまま完全な白タク行為が成立してしまうことが野放しになっている点です。ここにおいて、「CREW」がどんな意味を持つのか、また、彼らがグレーゾーンなビジネスをやっていると断罪するだけでは意味をなさないデリケートな問題がすでに起きていることが問題だと思ってます。

 確かに日本の法律だけ見れば「CREW」のマッチングサービスは白タク斡旋行為そのものだと業界は言うでしょうが、ただ、日本の法律を守ったところで利用者が海外のマッチングサイトで情報をやり取りしてしまっていては、規制を守っている側が積極的に損をすることになります。実際、日本の法律を守るのは日本の法人だけで、海外の人たちは日本で脱法ビジネスし放題、日本人のデータ抜き取り放題となっている側面はどうしてもあります。

 それもあって、お前らどう考えているのと取材をしたかったんですけど、せめてメールでも返してくれればよかったのに記事執筆までの3週間ぐらいは何の返答もありませんでした。何で返事してこねえんだよ。

 そして、記事が出て5日経って、初めて「CREW」を運営している株式会社Azitから公式に返答を頂戴したわけです。おせーよ。


 「任意で謝礼を払ってもええよ」という内容まではいいとして、やっぱりお前らどこで儲けるつもりなのか? というのは凄く気になるんですよね。アドテク会社が移動履歴を参照したいのでまるっと買収するぐらいのEXITしか見えなさそうなのがアレですが、それもこれも海外に出たら取引情報分からなくなるのに無駄に規制している日本の法律がいかんのよね。大手を振って間を取れるぐらいのビジネスサイズになるといいね、と他人事ながら思います。


 まあ、個人的にはAzit社からは返答もらえなかったけど頑張ってほしいと思います。結構、本気で。

 次回の連載は、あの! 著名人もPRでいっちょ噛みした、微妙女性経営者が運営する不思議な不思議なサービスの実態について迫りたいと思います。所詮は日本市場というコップの中で、繰り広げられる果てしなき戦いを楽しんでみていきたいです。




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