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参院選 改憲勢力3分の2は届かず 新人の女性議員に期待

昨日、投開票された第25回参院選の結果は、安倍政権下での憲法改正に前向きな「改憲勢力」は85議席に達せず、非改選の79議席とあわせて3分の2の164議席を割り込みました。自民党は改選議席より減らしましたが、自民・公明両党で、目標とした改選過半数の63議席を上回りました。

公明党は議席を延ばしました。野党では、立憲民主党は、議席倍増をうかがい、国民民主党は改選議席に届かず、民進党が分裂した両党は明暗を分けました。共産党は議席を増やせず、日本維新の会は議席を伸ばし、政治団体のれいわ新選組は議席を獲得しました。各党の獲得議席は、自民56、公明13、立憲民主17、国民民主6、維新10、共産7、社民1、無所属9、その他の政党3となっています。

投票率は、48.8%で、前回2016年を5.90ポイント下回り、1995年の参院選の44.52%以来、24年ぶりに50%を割りました。民主主義の根幹である投票率が半数を下回るのは、憂慮すべきことで、どのように政治に関心を持ち、投票してもらうか、真剣に考えなければならないと思います。

改憲については、発議に必要な3分の2に届かず、ひとまずほっとしました。憲法について、しっかり議論をすることは必要だと考えていますが、安倍首相が任期中にと拙速に行うことではないと思いますし、今、憲法改正が喫緊の課題と考えている人が少ないのは、各種の世論調査でも、今回の出口調査でも明らかです。

与党が過半数を確保しましたが、焦点の1人区では、与党が22勝、野党が10勝で、野党統一候補として一定の成果はあったとされています。前回の11議席に1議席足りませんが、善戦したのではないでしょうか。中でも、女性候補が複数当選したことに注目したいと思います。

新人の、秋田の寺田静さん、新潟の打越さくらさん、そしてこれまで政治の経験がある、滋賀の嘉田由紀子さん、愛媛の永江孝子さんたち、力のある女性議員に期待したいと思います。参院選を終えて、これから、消費増税と増税額を上回る還元策(社会保障の今後)、トランプ大統領が予告している日米貿易交渉、日韓関係、ホルムズ海峡を巡る有志連合の動きなど、多くの課題が待っています。

一強他弱、官高政低といわれる状況は、続くのかと思いますが、国民の代表としての国会では、真摯で、建設的な議論をしてほしいものです。

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