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「全力でサポートしていければ」吉本興業・岡本昭彦社長が会見 宮迫博之氏、田村亮氏の処分撤回を表明

BLOGOS編集部

岡本社長、宮迫博之・田村亮の処分撤回表明「全力でサポートしていければ」

吉本興業の岡本昭彦社長が22日、都内で会見を開き、同社所属の芸人11人が「闇営業」で謹慎処分などを受けている問題について語った。岡本社長は会見冒頭、宮迫博之氏、田村亮氏両名の処分を撤回する意向を表明し、「いつの日か戻ってきてもらえる日があるのなら、全力でサポートしていければ」と話した。

岡本社長の会見に先立ち、同社の執行役員・法務本部長である小林良太氏から一連の出来事の経緯説明が行われた。小林氏は会見開催や寄付・納税について、宮迫氏・亮氏側に対して会社の考えを伝えてきたものの、「なかなか理解されず、お互いの主張が対立していた」と語った。

引退か契約解消の二者択一を求めたことについては、2人の引退の意思が二転三転し、また週刊誌にて反社会勢力とのつながりを窺わせる記事が新たに出たことから、会見したいのならば選んでほしいと伝えたという。2人は引退を選択する意向を示し、翌日に会見を開催することで一度は合意したものの、後に宮迫氏から「引退は撤回し、契約解消を希望する」旨の連絡があったと説明した。

岡本社長は登壇すると、今回の件で世間を騒がせたことについて謝罪。続いて、宮迫氏、亮氏について、「記者会見をさせてしまったことに対して深くお詫びを申し上げます」と話した。その上で「非常に辛い思いをさせてしまい、本当に申し訳なく思っています。つきましては、処分の撤回を行いまして、改めて彼らがミーティングの席に立っていただけることがあるのなら、いつの日か戻ってきてもらえる日があるのなら、全力でサポートしていければと思います」と契約解除を撤回する考えを示した。


岡本社長は「宮迫くん、亮くんは笑いを届ける芸人であり、彼らが自分らしく生きていける才能を発揮できる環境でなかったことは、芸人・タレントファーストができていなかったということ。心からお詫びを申し上げたい」と話した後、「彼らが受け入れてくれるのならば…」と絶句。1分ほど言葉を詰まらせ、涙を拭ったのち、「同じテーブルで向かい合って、彼らの思いに耳を傾け、一から考えていきたいと思います」と思いを吐露した。

所属する芸人の明石家さんまからは「芸人のことは考えてやってほしい、もちろん会社のことも考えてるんだろうけど、もし、(契約)解除するんやったら、俺が手伝ってやってもいいか?」と声をかけられ、ダウンタウンの松本人志からは「ちょっと間違いを犯した子たちをサポートできるような環境を作って、それを俺も手伝う」との言葉を受けたことを明かした。

「テープ回してないやろうな」発言は"冗談"と強調

宮迫氏らとの対面で「テープ回してないやろうな」と聞いたとされる件について、岡本社長は「僕1人と彼らと向き合った時に、一つは冗談で『テープ録ってるんちゃうの』と(言った)」とコメント。記者が「冗談だった?」と再確認すると「はい。ただ全く受け入れられず、笑われることもなく」と語り、テープ確認は「冗談」だったことを強調した。

また「全員クビにするぞ」と発言した経緯については、宮迫氏、亮氏とのミーティングの際、2人が「会見したい」「金額を公表した方がいい」など、反社会勢力の詐欺被害にあった被害者のことを考えていなかったように見えたことから、「身内感覚で、『ええ加減せえ。そんなにバラバラのことをいうんやったら、全員クビや』と言った」と話した。

圧力をかけたつもりはない」とする岡本社長は「(2人の)被害者のことを考えていないようなやりとりが情けなく、父が子に勘当やというつもりでの発言だった」「2人に伝わっていなかったことは、僕が大いに反省すべき点」と説明した。

記者席から「まずは謝罪会見を開かせるべきだったのでは。止めた理由がわからない」と質問が飛ぶと、「今思うとそうだった。当時は受け取ったギャラの額が確定しないなど、我々にも余裕がなく、結果的に彼らの思いによりきれなかったと反省している」と述べた。

「在京5社、在阪5社は吉本の株主だから、大丈夫」などの吉本側の発言については、小林法務本部長が説明。弁護士を交えて話し合いをした際、亮氏のほうから「会見を生中継をしたい」と話があったため、吉本側の弁護士が「株主の関係もあるので、生中継するにしても時間などを配慮しなければならない」などと伝えたという。

所属タレントとの契約について、具体的な改善案があるかと話が及ぶと、岡本社長は「タレント個々人の思いがあるので、話を聞きながらやっていければ」と回答。

自身の進退については「(社長を)辞めるつもりはない」と明言。また、「環境をきっちり整えていくよう精進する」として「先のことは考えていない」と語った。

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