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【岩手】新人の元パラリンピック選手が現職を破り、初当選


 「万歳!」 午後11時を大きく回ってようやく当選確実の速報が流れ、岩手県盛岡市に設けられた横澤高徳候補の選挙事務所は大きな歓声に包まれた。国民民主党などが推薦する野党統一候補として参院選岩手選挙区から立候補した元パラリンピック選手の新人が、現職の元大臣を破り、初当選を果たした。

 横澤候補は選挙戦を振り返り、「一日一日、支援の輪が広がっていくのを感じる選挙戦だった。最終日には、本当にたくさんの方々に熱い激励をいただいた。県民の皆さまの思いが結集した選挙戦だった。ここがスタートラインとなるので、皆さまとしっかり力を合わせ、初心からぶれずにまっすぐ進んでいきたい」と語った。

 当選セレモニーでは、横澤候補を支援した達増拓也岩手県知事や野党各党が順番にあいさつし、達増知事からは、横澤候補が元パラリンピック選手であることにかけて即席の金メダルを授与される場面もあった。

達増岩手県知事から即席の金メダルが授与される場面も

 横澤候補は、「新たな挑戦を決断してから4カ月間。本当に皆さまに支えていただき、歩んでこれた。車いすでの選挙戦。人は独りでは生きていけない。しかし皆さん、ともに力を合わせ、ここまで歩んで来れ、このような勝利を手にすることができた。人が力を合わせる、それはスポーツの世界でも本当に素晴らしい。奇跡をも呼び込む力を持っている。今度は、政治の場で皆さまや県民の皆さまとともに、この岩手から強くて優しい日本を作っていく。そのような思いでスタートラインに立たせていただいている」と、集まった人々に決意と感謝の気持ちを伝えた。

■記者団のインタビュー

 記者団のインタビューで、選挙期間中に感じた手ごたえについて聞かれた横澤候補は、 「今の政治だと、どうしても目の届かない部分で副作用が地方に来ている。『心の痛みを分かる政治を皆さんと作っていきましょう』という私の思い、ここに一番共感していただいたのではないか」と答えた。

 野党共闘への評価については、 「一つの視点だけでなく、各党のいろいろな視点がある。その視点を私自身、学ばせていただいている。視点を変えることで、いろいろな見方が発見できるという面もある。これからの日本を作っていく上でも、よい取り組みだと感じる」と述べた。

 これからどういったテーマに取り組んでいきたいかとの問いには、「岩手県が抱える復興、ILCPROJECT(国際リニアコライダー計画)、第1次産業、人口減少問題といったテーマに取り組んでいきたい。個人的には、スポーツ振興、岩手の場合はウィンタースポーツを活用した地元経済の活性化に特に関心がある。また自動車免許返納問題が取りざたされているが、地方の交通事情や車いす生活者などの立場も考慮し、返納しても決して生活が困ることがないようにしたい。選挙戦中も『全ての人にやさしい政治』を訴えてきた」と抱負を語った。

記者団のインタビューの様子

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