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カンゼンよりカイゼン - 「百年たっても後悔しない仕事のやり方」の書評に代えて

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出版社より献本御礼。

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百年たっても後悔しない仕事のやり方
出口治明

著者名のごとく、「治明の理と利」を解いた一冊。

その理と利に触れるのに私というフィルターを通して欲しくないので、書評はしない。その代わりに、著者と私が共通して心配しているであろうある事柄について書く事にする。

なぜカンゼンよりカイゼンなのか。

出来れば、カンゼン主義者にも伝わるように。

本書「百年たっても後悔しない仕事のやり方」の著者は、「上司にするなら誰がいい」という問いに対して私が具体名を上げることができる唯一の人である。「どんな人」であればいくらでも実例を含めつついくらでも言葉を連ねられるけど、「誰」ともなると、今はこの人しか思いつかない。

そんな人に一度ならず二度もインタビューされている私は果報者にもほどがある。著者ならぬ私にその真意は100%はわからぬけれど、理由にこれが含まれているということは弾言かつ断言してよいだろう。それは、私が曲がりなりにも加点法で採点できる--と、著者にもみなされている--こと。

そう。加点法。

減点法では、だめなのだ。

減点法は簡単で優れた採点法だ。

何が優れているかといえば、問題を知らなくても、それどころか解く能力すらなくても採点できるという点である。正答のリストさえ手元にあれば、採点は誰でもできる。赤の他人にだって、それどころか機械にだって。

だから親にもなったことがないものたちが三歳児から目を離したことを平気でなじることもできるし、20万円分の過失で外務大臣の首を飛ばす事もできる。

加点法はそうは行かない。まず問題そのものを、時には出題者よりも熟知する必要があるし、そして匿名ではあまり点数を渡せない。どれだけ相手に点数を渡せるかは、どんな採点をするかのみならず、誰が採点したかも問われてしまうので。 Page Rank がまさにそういう仕組みになっている。そしてどんなにがんばっても、採点者の主観がつきまとう。

しかし、100点を超える方法は、これしかないのだ。

カンゼンは、完璧でもゼロ成長。プラス成長が欲しかったら加点法をどこかで採用しなければならない。

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