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テクノロジーの進化と人間

今日の甲州は小雨が降ったりやんだりのはっきりしない梅雨の一日でした。

さて、先週聞いた話で感じたことをいくつか。

先週のことですが、テクノロジー関係でかなり最先端のことをやっている人の話を聞きました。

その方はAI関連のことに詳しい人で、それに関する講演なども行っている人なのですが、テクノロジーと人間性(human nature)の話となりました。

これに関して、私はあくまでも「完全な人間」というアクターが、完璧(に近い)AIをツールとして使い続けるという未来の方が実現性が高いとは思っているのですが、彼は

将来的にはAIの方がその発展を人間側に寄せてくる

という実に興味深い展望を紹介してくれました。それはつまり、

「AIが不完全な人間を学び、最終的にはそのような存在を目指す」

ということです。

これを踏まえて、その後に話はテクノロジーと人間の関係性という話になったのですが、なぜかバイクのレースの話になり、

「最近の新世代のライダーたちは、コーナーの立ち上がりでアクセルの明けすぎによる滑りを防止するトラクションコントール関連の装置の出現によって、旧世代のライダーたちでは不可能だった、コーナーの最中でバイクを倒しながらアクセル全開するようなことを平気でできるようになっている」

というエピソードを教えてくれたのです。

これは何かというと、バイクというマシーンの性能がアップしたために、そのテクノロジーに頼ることを前提とした操縦スキルをもった新世代のライダーたちが活躍しはじめた、ということです。

ところがここで問題が起こります。

ここまで乗るマシンの性能(例:トラクション・コントール)が上がってしまうと、果たしてそもそも人間がバイクを操作する意味があるのか、という、レースを行う存在意義そのものを問うような問題に直面することになる、ということです。

つまりテクノロジーが進化しすぎると、レースなどでは人間のレースのスキルを競う分野がどんどん狭くなってくるからです。

また、同時に興味深いのは、テクノロジーの進化に合わせて、それを操るための特殊なスキル(この場合はコーナーでのアクセル全開)を身につけたライダーも出てくるということ。

そうなると、前述のような

「テクノロジーが人間に寄せてくる」

という話ではなくて、逆に

人間がテクノロジーの進化に対応したスキルを身に着けるようになる

ということも言えるわけです。

ちょっと話を極端にすると、これはガンダムに出てくる「ニュータイプ」の話と同じことになるわけですね。

話はまとまりませんが、人間とテクノロジーの関係性を考えながら、そのようなことを考えておりました。


(出待ちの人々)

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