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ナンパして酒を飲ませ風俗店に……京都の女性たちをだました“悪質手口”と“あきれた発言” - 「週刊文春」編集部

 ナンパした女性に高額な酒を飲ませ借金をさせ、返済代わりに風俗店に斡旋する――。

 京都で繰り返されていた悪質なスカウトを取りまとめるトップの男ら3人が7月9日、職業安定法違反の疑いで京都府警に逮捕された。男らはスカウト集団「フューチャーグループ」を自称し、京都、大阪、奈良の3府県を中心に活動。約4700人の女性を風俗店に斡旋し、女性が稼いだ金額の一部などが組織に還元され、1年間に約5億円の収益があったという。「会長」を名乗るトップの加藤岳志容疑者(39)は「自分は関係ない」と容疑を否認している。


スカウト組織のバーが入るビル ©文藝春秋

 すでに起訴された傘下組織のメンバー9人には、6月末までに京都地裁で有罪判決が言い渡されている。この傘下組織は同志社大や京都産業大など京都の有名私大に通うイケメンばかりの約20人で結成され、公判ではその卑劣な手口が明らかになった。

 司法記者が解説する。

「組織は京都の繁華街で女性に声をかけ、好意があるかのように装ってメンバーらが経営する会員制の祇園のバーへ連れて行く。女性に高額なメニューを注文させて多額の未払い金を負わせると、相談に乗るふりをして風俗店に紹介。女性はストレスからバーでの散財を繰り返すという、マッチポンプができあがっていた」

 代表の男には毎月100~150万円、「部長」だった大学生には50~100万円の給料が支払われていたという。公判ではさらに、メンバーらの呆れた態度も衆目にさらされた。

「礼儀作法を学べた」……メンバーたちのあきれた発言

 毎月16万円の固定給を得ていた大学生は「普通では経験できない厳しい上下関係があり、礼儀作法を学べた」と的外れな発言。これに対し、組織の代表は「人を育てることに興味があった。学生では経験できないことを部下にさせてあげたかった」と平然と述べた。大学生の中には公判と並行して就職活動をしていると語った者もいたという。

 裁判官は彼らに対し「犯罪とわかっていながら、そう言っているのが変だとわかるか」「他の方法で礼儀を身につけようと思わなかったのか」などと厳しく問いかけ、「さすがに呆れている様子でした」(前出・司法記者)。

 証人として出廷した大学生の家族は、「相手に苦痛を与えて得た金は良いものではない」などと、涙を流しながら息子を諭していた――。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年7月25日号)

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