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メルケル独首相「21年まで任務全う」、健康不安説を否定


[ベルリン 19日 ロイター] - ドイツのメルケル首相は19日、新たに国防相に就任し、次期首相の最有力候補であるクランプカレンバウアー氏を支持した上で、2021年までの任期を全うすることができる状態だと主張した。

メルケル首相はここ数週間、公の場で身体が震える発作を幾度か起こしており、健康不安説が広がっている。メルケル氏は体調は良好と主張している。

メルケル氏は夏季休暇を前に年次会見を開き、自身の健康が不安視されていることは理解しているとした上で「任務を継続できる」と語った。「私は自分の健康に大いに関心を持っている。2021年が私の政界での仕事が終わる年だ」と主張。「(政界引退後は)新たな人生があることを望んでいる」と笑顔で語った。

メルケル氏は昨年12月、与党キリスト教民主同盟(CDU)の党首の座をクランプカレンバウアー氏に譲った。クランプカレンバウアー氏は今年、一連の失言で批判の声も上がっているが、17日には国防相に就任した。閣僚入りしたことで21年までにメルケル氏の後を継ぐことができるかどうかが明らかになるとみられる。

メルケル氏はクランプカレンバウアー氏が国防相としてふさわしいと述べた。

昨年発足したCDUとドイツ社会民主党(SPD)との大連立政権は、幾度と崩壊の危機に直面している。党勢低迷でSPDのナーレス前党首は辞任。メルケル氏は、SPDの暫定トップと「非常に信頼性のある」関係を持っていると述べ、政権崩壊への不安を和らげるような発言をした。

メルケル氏はまた、英国の欧州連合(EU)離脱後のアイルランド国境問題で代替案を見いだせれば、離脱協定案の「バックストップ(安全策)」の条項を書き替えることになると述べた。

EU加盟国アイルランドと英領北アイルランドの厳格な国境管理を回避するために離脱案に盛り込まれたバックストップは、物理的な国境を復活させない取り決めで合意しない限り英国がEUの「関税同盟」に残留する内容だ。

メルケル首相は「物理的な国境を回避した上でEUの関税同盟から英国が離脱できるのであれば、双方の問題が解決する。その場合、バックストップを書き替えるのと同然だ」と指摘。「離脱協定案は英国とEUの今後の関係をそれに沿うように書くことになる。今よりも明確にそして詳細に書く必要があるかもしれない」とし、そうすればEUと英国が合意する余地があると語った。

深く対立する英議会が3度にわたりメイ英首相の離脱協定案を否決した理由の一つはバックストップへの反対だった。協定案が繰り返し否決された末、メイ首相は辞職に追いやられた。

アイルランド島における1960年代から30年間続いた紛争は、1998年に交わされた和平合意で終結。北アイルランドとアイルランド間の物理的な国境と税関を排除したことが合意に至った重要な要素だった。

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