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カンボジアで、思いがけないフクシマとの出会い

実はここ数日、友人の紹介でお会いした福島在住の方に御一緒させて頂いておりました。
この方は福島で事業をされていて、彼の事務所がなんと福島第一原発から3キロの所にあり(当然、現在立ち入り禁止)、自宅も津波に流され、何人もの友人知人を失ってしまったという壮絶な経験をされた方でした。

私は、3.11の東日本大震災および福島第一原発の事故が起こった際には日本に居らず既にカンボジアに移住していたもので、この一連の大災害につきましてはテレビやネットなどを通じての情報しか無く、凄まじい被害が出ている(←ワザと現在進行形で書いています)という事は分かるものの、正直申しまして遠い所での出来事の様にしか感じられずにおりましたが、彼からの現場の生の話を聞いて大きな衝撃を受けました。
まさか日本から遠く離れたカンボジアの地で、ディープなフクシマに触れる事になろうとは夢にも思いませんでしたよ・・・。

数日に渡り、色々なお話を伺いました。
すっかり変わってしまった生活、環境、回りの人々、何よりも大きく変わってしまった自分自身の考え方・・・。
彼は30代半ばで、活動的で、非常に芯が強く、体も強靭なのですが、そんな彼でも震災後は不眠症になってしまったそうで、未だに眠っても2時間おきに起きてしまうそうなのです。

また、メンタルだけでなくフィジカルな方にも大きな影響があったそうです。

例えば、シャレにならない数値の内部被爆とか・・・
将来的に起こる可能性が高い白血病の発症に備え、骨髄の造血細胞を取り出して冷凍保存されているそうです。彼は何人もの従業員を雇っている経営者でもあり病気で倒れる訳にもいかないので、この大変な苦痛を伴う長時間の大きな手術を受けたそうです。

彼の口から出てくる言葉は、福島の人々の将来の事ばかりで、もの静かな口調ながらも伝わってくる彼の想いは、『いつまでも被害者のままでいるつもりはない』という強い決意でした

そんな彼が、このカンボジアに可能性と希望を見出してくれました。
そして言われました。
まずは自分がみんなの見本になる様な行動を起こす。
と。

御自身が大きな被害を受け、精神的にも身体的にも大きな傷を負っているにも関わらず、です。いつも自分の事だけでいっぱいいっぱいの私は、ただ己を恥じるしかありません。
微力ではありますが、私も可能な限り協力させて頂こうと考えている次第です。

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