記事

何かが間違えている日本という国

少し前にこのような記事を書いた。

再生可能エネルギーが貧困を増大させる

その中にこのような一説があった。

東電が風力発電か太陽光発電に乗りだすというニュースも見たが、原発事故を起こして被害者にまともに補償もせず、合理化も中途半端に消費者に値上げを押し付けた上に補助金でウマーーなビジネスに参入といこうと彼らはしているのだろう。


下線を引いた部分に対して、これは事実じゃないだろうとBLOGOSでツッコミがはいった。普段はコメント欄はあまり見ないのだがたまたま見たらコメントがあり、そこのこのようなリンクが張られてあった。

「1人10万円/月」だけではない高額補償を捨ててまで帰る者などいない

テレビでは「除染が完全に済んでいないのに帰れない」といったことを言う「避難者」が映し出される。それを見て視聴者は「汚染された村に帰れだなんて、村長は人殺しか」などというトンチンカンなコメントをネットに書き散らす。

全然違う。

放射能汚染はもはや関係ない。最初から、村の中心部の汚染は避難先の郡山市などより低いということをここでも何度も書いている。
帰れないのは、帰ると補償金がもらえなくなるから
非常にシンプル、かつ切実な理由からだ。

東電の「賠償金ご請求の解説」というパンフレットが僕の手元にも届いている。
そこにはこう書いてある。

避難生活等による精神的損害
1人あたり10万円/月 または 12万円/月
開始日:平成23年3月11日
終了日:賠償終期の前に帰宅された場合は、初めて帰宅された日

つまり、家に帰ればその日をもって1人あたり月10万円の賠償金が打ち切られるというのだ。


え?と僕は目を疑った。こんな補償の仕方ってありなのか?と。そして就労不能補償として月収が40万あった場合にはそれが丸々補償され、しかも、働いて給料がたとえば15万入ってくるとその分は減額されてしまうのだという。

まずは生活保護もびっくりの勤労意欲を阻害する素晴らしい補償制度をよくも考え付いたものだ。自宅に戻れば精神的障害補償は打ち切り。少しでも働こうものならば就労不能補償は減額。開いた口がふさがらない。

これではこれらの補償をもらっている人はシャブ漬けにされて勤労意欲をドンドン失い、自宅に帰って故郷を再興しようとも新しい土地で新しい人生を歩もうとも思わないのは当然だろう。福島を徹底的にぶっ壊すつもりなのだろうか?東電は?

その上で経営者は大して責任を取らずに、債権者・株主の責任も問わずに我々納税者の血税が東電につぎ込まれる。さらに、どう考えてもありえない制度に基づいた補償金をまかなうために必死に生きている人々から電気料金をさも当然のように値上げする。そんなことを許しながら、国営化だと息巻く政治家や官僚達。一体この国はどうなっているのだろうか?責任を取るべき人がまずは責任を取る。その上での税金の投入だろう。しかも、徹底した電力の自由化・電力利権への切り込みが行われる雰囲気は全く感じられないのはどうしたことだろうか。


こんな補償のあり方をするならば国営化する意味はますますないだろう。まあ、この補償のあり方も住民の票がほしい政治家が考えたのかもしれないが。。。。

とてつもなく高コストの補償。そして、東電による福島シャブ漬け計画とでも言うような補償制度。結果が全てであるべき社会で責任を取らなくてもいい東電関係者たち。一体、この国はどこを目指しているのだろうか。改めて今回の事故とその一連の騒動は崩壊していく日本という国の縮図であるような気がしてならないのである。

あわせて読みたい

「東京電力」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    嫌韓風潮を憂える朝日社説に疑問

    木走正水(きばしりまさみず)

  2. 2

    よしのり氏 韓国批判を封じるな

    小林よしのり

  3. 3

    ミヤネ屋出演者の発言に批判殺到

    女性自身

  4. 4

    N国立花氏 YouTubeで収入2億円?

    渡邉裕二

  5. 5

    日韓関係をあおって得する両首脳

    毒蝮三太夫

  6. 6

    カンペ頼る経産相に福島県民呆れ

    鈴木博喜 (「民の声新聞」発行人)

  7. 7

    総務相 SIMロックルール見直しを

    ロイター

  8. 8

    新型iPhoneの5G搭載見送りは正解

    新井克弥

  9. 9

    千葉停電で数万円の発電機が活躍

    かさこ

  10. 10

    煽り運転批判で舛添氏に苦情殺到

    AbemaTIMES

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。