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森林環境税

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(全国森林環境税の創設に関する集会)

地球の気候が変動し、特に最近いろんな異常気象から大災害が起きると言われて久しくなりますが、最近の激しい雨や竜巻などを見ているといよいよその予測が現実になってきたのかとも思います。

そういう中で地球のCO2排出量を削減するという目標に対して様々な対応が取られてはいるものの、排出権の取引などということになるとマネーゲームの様相を呈していて、本当に削減につながるのかわからない状況にもあります。

そういう中で「地球温暖化対策のための税」が今年10月から導入されることになりましたが、これは石油石炭税のようなもので、業界にとっては「自分たちが取られるのだからこの金は産業界に使ってほしい」、というのもわかります。

一方で、排出源への財源手当ではなく吸収源、つまり「森林を持っている地区にこのお金を使ってほしい」というのもわからないではありません。

そこで、東京にそういう森林を持つ地方の方々が集まって森林環境税を作って森林整備のために使ってほしいという目的の集会が行われました。

森林の整備については何度も書いているように、ただ生産のためにお金を費やすだけでなく出口、つまり木材をどう売っていくのかという対策をもっと考えていかないと根本の整備にはつながらないと思っています。
林業の現場に行くと杉の木一本が大根1本より安いなどというような話も出ますので、本当に手間をかけた木を適正な価格で売れるようにしていかねばならないのです。

地元三重県の場合、国有林が少なくほとんどが私有林で、11軒の山林王と言われる大地主の努力である程度は整備されていますが、中には地主が誰かわからず放ったらかしになっていて荒れ放題の山林も少なくありません。

これまで、その荒れた隣地には手を加えることもできず、木を運び出すこともできませんでしたが、昨年の森林法の改正で強制的に入ることができるようになったり、これまで林道整備と言うものの、果たしてこんな立派な舗装道路が必要なのか?と思うようなものしか作らず、肝心の木を運び出すための路網の整備は圧倒的に遅れてしまっていて、林業の危機はもう崖っぷちのため路網の整備という当たり前の対策を遅ればせながらすすめることになりました。

そこで、こうした環境税をこうした整備に使うということなのです。ただ地方へのお金の分捕り合戦になっていることも否めず、税金の使い方を本当の目的に使われるのかしっかりと監視していかないと行けないのは変わりません。

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