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「安倍やめろ」とコールに警察が身柄を取り押さえる 私たちが求めるのは安倍政権に対する批判への共感だ

参議院選挙も最中、安倍氏が来道していました。高橋はるみ氏の応援だそうです。
 そのような中で、1人の男性が「安倍やめろ」と大声で言い続け、即座に警察官に身柄を押さえられ、現場から引き離されました。

 それがツイッターに投稿されたこの動画です。

 企業に動員されたかのように多くの有権者が集まっています。よくある光景ですから大したことはありません。
 その中で、1人の男性が大声を上げたわけです。

 悲壮感が漂っています。警察官が身柄を押さえたのは、公職選挙法上の選挙運動の妨害ということが念頭にあったものと思います。恐らく逮捕まではされていないでしょう。

第225条 選挙に関し、次の各号に掲げる行為をした者は、四年以下の懲役若しくは禁錮こ又は百万円以下の罰金に処する。
二 交通若しくは集会の便を妨げ、演説を妨害し、又は文書図画を毀き棄し、その他偽計詐術等不正の方法をもつて選挙の自由を妨害したとき。

 憲法を蹂躙し、お友達優遇政治を貫徹する安倍政権ですが、今回の参議院選挙でもマスコミの事前の世論調査でも過半数を超えるとあり、安倍氏が即、退陣するような情勢にはありません。そうした野党支持層の中の苛立ちが根底にはあるものと思います。

2019年7月3日撮影

 でも、やっぱりやめた方がいいですね。私が見ていても悲壮感しかありませんでした。私たちが求めることは安倍政権のコアな支持層に切り込んでいくことではなく、安倍政権はおかしいと思っている層へ、選挙に行ってもらうこと、そして野党(維新の会を除く)に投票してもらうよう共感される運動を作ることです。

 以前、都議会議員選挙で、安倍氏がようやく最後の最後で姿を見せたところに安倍氏の批判層がやってきて帰れコールをやったことがありました。
明智カイト氏の「安倍やめろのコールはおかしい」この意見の問題点がどこにあるかわかりますか。単なる安倍政権の応援団。

 これは当時、森友学園問題、加計学園問題では一切の説明責任を放棄し、憲法で要求されいてる臨時国会の召集も拒否という憲政史上まれに見る最悪の行為をしている最中でしたから、こうした非難が起きるのも必然だったと思います。

 私は、このときの状況を批判することはありません。
 これが拡声器を用いたり、街宣車を乗り付けてであれば選挙妨害そのものですから、それは絶対にやってはならないことです。

 沖縄での辺野古反対の運動も同様で、「違法だ!」と騒ぐ人たちがいますが、私は辺野古移設の反対運動を支持するものです。

 今回の札幌の件は、そうした背景もなく、ただ自民党が「堅調」というだけのことですから、こうした行為には共感は生まれません。

 もちろん、今回の件で、この男性を逮捕までしたら行き過ぎです。
 あたかも戦っている、訴えているかのような体裁は必要ありません。ご本人は本気なのかもしれませんが、意味がないどころか、安倍政権不支持層からも共感が得られず、マイナスです。
 是非、その点を踏まえて野党候補の当選のために力を注いでください。

 札幌以外でもこうした行動はあるかのようですが、同様に止めた方が良いです。内輪の自己満足にしかならないです。ネット界では、こうしたわかりやすい敵味方論、戦っている好戦的な姿勢に、支持が集まりやすい傾向があります。これは左右を問わない現象です。

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