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- 2010年12月07日 09:00
暴言にして暴論に非ず - 書評 - GIGAZINE 未来への暴言
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出版社より献本御礼。
「よりぬきGIGAZINE」ではなく、もしかしたらGIGAZINE初 -- もしかしたら最後の -- 「社説」であることに驚きを禁じ得ない。中の人はこれを書く時間をどうやって捻出していたのか。
インターネットでなんらかの発言をする人は、実名、匿名を問わず、そして賛否を問わず読んでおくべきだ。GIGAZINEは毎日読めても、中の人の直言に触れることは滅多にないのだから。
本書「GIGAZINE 未来への暴言」は、日本最大のblog、GIGAZINEの編集長が、自らの言葉で自ら語った一冊。
目次 GIGAZINE10周年記念書籍「未来への暴言」、本日より発売開始 - GIGAZINEより
「英文記事を翻訳してるだけ」「編集部でお菓子食ってるだけ」と揶揄する声もネットでは小さくはないが、しかしその声の主がGIGAZINEより良質で多量の記事を書いた例というのを私は知らない。確かに「ネットの再編集」ものも少なくないが、独自取材のオリジナル記事だって少なくない。仮にネットの再編集だけでも、あの分量をこなしていたらとても自分の意見など述べている余裕はない。
著者の親曰く、「地獄のような仕事、常に火の車」。それだけに、本書の存在は貴重である。日本で最も読まれているblogの主は、自分の考えを述べるには忙しすぎるのだから。
それだけの「タメ」があるからこそ、言葉が爆ぜる。すばらしい爆発力だ。1 bloggerとしては以下の下りだけでもう元が取れてしまった。
P. 160
ここまではネットとのつきあいが十分長い人であれば誰もが抱く感慨だろう。しかしそこからが著者の真骨頂。
「よりぬきGIGAZINE」ではなく、もしかしたらGIGAZINE初 -- もしかしたら最後の -- 「社説」であることに驚きを禁じ得ない。中の人はこれを書く時間をどうやって捻出していたのか。
インターネットでなんらかの発言をする人は、実名、匿名を問わず、そして賛否を問わず読んでおくべきだ。GIGAZINEは毎日読めても、中の人の直言に触れることは滅多にないのだから。
本書「GIGAZINE 未来への暴言」は、日本最大のblog、GIGAZINEの編集長が、自らの言葉で自ら語った一冊。
目次 GIGAZINE10周年記念書籍「未来への暴言」、本日より発売開始 - GIGAZINEより
◆layer01:「Knowledge Is Our Power」知識は我らの力なり同じblogといっても、本blogとGIGAZINEはある意味180度違う。本blogは「本やプログラムや時事を肴に、blog主が言いたい事を言う」という意味で、読者数を除けば実に典型的なblogであるが、GIGAZINEは「独立系ブログメディアのニュースサイトとしては国内で最大規模」(P. 14)。日本語圏の読者は、片手間でニュースをやっているサイトをNo.1にしてくれるほど甘くないことは、著者が一番ご存知のはずだ。
◆layer02:専門バカvsオタクの構図「専門バカになるな、オタクになれ」
◆layer03:「理性・知性・感性」のバランス
◆layer04:インターネットは「悪魔の道具」か「天使の羽根」か
◆layer05:YouTubeのみが真の「破壊的ビジネスモデル」
◆layer06:「個人の力の最大化」=「インターネット」
◆layer07:「フリー」のその先、無料戦略の次
◆layer08:ファンがパトロンになる「パトロンモデル」成立への道
◆layer09:しかるべき場所にしかるべき人を、職業選択の最適化
◆layer10:入試の時にパソコン持ち込み可・インターネット可であれば大学の教授はどういう問題を作るのか?
◆layer11:「文明社会でのサバイバル」を教えるのが学校
◆layer12:好きなことをしてメシを食う時代の到来
◆layer13:10人中9人に嫌われてもいいから残りの1人に興味を持ってもらう
◆layer14:著作権という概念の崩壊、ファイル共有ソフトは最終局面に
◆layer15:量から質が生まれる、大量にならなければ高品質にはならない
◆layer16:超少額決済システムを握ったところが最終的な勝利者に
◆layer17:インターネットの規則を考えるというのは世界の規則、世界のルールを考えるのと同じ
◆layer18:みんなのルールを決めるのは「政治家」ではなく「サイレントガーディアン」に
◆layer19:旧世代と新世代のかつて無いレベルの「激突」
◆layer20:インターネット上に出現する国家のカタチ、領域・人民・権力
◆layer21:結論:「無料であるものに対価を払う」という時代
「英文記事を翻訳してるだけ」「編集部でお菓子食ってるだけ」と揶揄する声もネットでは小さくはないが、しかしその声の主がGIGAZINEより良質で多量の記事を書いた例というのを私は知らない。確かに「ネットの再編集」ものも少なくないが、独自取材のオリジナル記事だって少なくない。仮にネットの再編集だけでも、あの分量をこなしていたらとても自分の意見など述べている余裕はない。
著者の親曰く、「地獄のような仕事、常に火の車」。それだけに、本書の存在は貴重である。日本で最も読まれているblogの主は、自分の考えを述べるには忙しすぎるのだから。
それだけの「タメ」があるからこそ、言葉が爆ぜる。すばらしい爆発力だ。1 bloggerとしては以下の下りだけでもう元が取れてしまった。
P. 160
また、面白い特徴として、ポジティブなコメントを残す人ほどあらゆることについて大抵ポジテイブな反応をしており、ネガティブなコメントを残す人はあらゆることについてネガティブな反応をしている、という事実があります。ネット上ではすべてが記録されてしまうため、匿名であってもそのハンドルネームで検索することによって、ある程度の嗜好の偏りをプロファイリングすることが可能です。
ここまではネットとのつきあいが十分長い人であれば誰もが抱く感慨だろう。しかしそこからが著者の真骨頂。



