記事

お茶を濁す、程度の年金改革案

小泉進次郎氏が、年金問題についてこの選挙戦、あちらこちらで語っているようです。

今回の2000万円貯金報告書問題を受けて、政府与党としてもしっかり年金問題に取り組んでいます、ということをアピールしたいのかもしれませんが、問題はその内容です。

私が見たところ、語られている年金改革案の内容は、ひとつには社会保険の適用拡大。非正規の方々でも正規職員と同じような働き方をしている方であれば、厚生年金に入ってもらおうということです。ただ、これはもともと民主党政権の頃からも積極的に行ってきたことであり、目新しいことではありません。

もうひとつは、年金の受給開始年齢を例えば70歳からという風に選択することで年金の受給額が増えますよ、ということ。いわゆる選択的な年金支給開始年齢の繰り下げですが、あくまでの個人の選択で自分によりよいと思う方法を選んで下さいというだけのことであり、年金制度全体の強化とは関係ありません。

これと関連して、在職老齢年金制度の廃止なども言われているようなのですが、もし本当に廃止するとすると、1兆円と言われる財源をどうするのか、また、結局高齢になっても高所得を稼げているような人たちを利するというチグハグなことにならないか、といった問題もあります。

いずれにしても、今、年金制度に必要なレベルの抜本改革とは全く言えません。お茶を濁している、程度の話です。

あわせて読みたい

「年金」の記事一覧へ

トピックス

議論新型コロナウイルスに向き合う

ランキング

  1. 1

    ナイキCMを100%褒め称える危うさ

    倉本圭造

  2. 2

    凋落の新聞社 報道の行く末とは

    ヒロ

  3. 3

    10代死亡はミス? 厚労省の大誤報

    青山まさゆき

  4. 4

    引退後も悪夢 アスリートの苦悩

    山本ぽてと

  5. 5

    堀江氏「医療崩壊の原因は差別」

    ABEMA TIMES

  6. 6

    渡部建の目論みに冷ややかな声

    女性自身

  7. 7

    コロナ報道の正確性に医師が疑問

    名月論

  8. 8

    NHK捏造か 軍艦島の疑惑説明せよ

    和田政宗

  9. 9

    海外は大麻OK 伊勢谷被告の驕り

    渡邉裕二

  10. 10

    細野氏「国会機能が明確に低下」

    細野豪志

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。