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ドル3週間ぶり高値近辺、FRB議長の議会証言に注目=NY市場

[ニューヨーク 8日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルが小幅高となり、約3週間ぶりの高値近辺で推移した。前週発表の6月の米雇用統計が堅調だったことで連邦準備理事会(FRB)が今月の会合で大幅な利下げに踏み切るとの観測が後退した流れが続いている。

6月の雇用統計では、非農業部門の雇用者数が22万4000人増と5カ月ぶりの大幅な伸びとなり、ロイターがまとめたエコノミスト予想の16万人増を上回った。これを受け、FRBが今月30─31日の連邦公開市場委員会(FOMC)で50ベーシスポイント(bp)の利下げを決定するとの観測は後退した。ただ賃金がなお緩やかにしか伸びていないことが確認されたことで、今回のFOMCで25bpでの利下げは正当化されるとみられている。

オアンダ(トロント)のシニア市場アナリスト、アルフォンソ・エスパルサ氏は「経済指標はひどくはないが、極めて好調というわけでもなく、まちまちだ」と指摘。「FRBは今回のFOMCで利下げを決定すると予想している」と述べた。

こうした中、パウエルFRB議長が10─11日に行う議会証言に注目が集まっている。レイモンド・ジェームズのシニア市場ストラテジスト、エリス・ファイファー氏は「市場の注目はパウエル議長の議会証言に移っているため、外為市場は今週は静かに始まり、この日はレンジ相場となった」と述べた。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は終盤の取引で0.07%上昇の97.357。前週5日に付けた3週間ぶり高値の97.443に近い水準で推移している。

ドル/円<JPY=EBS>は0.18%高の108.675円。一時は108.73円と、6月11日以来の高値を付けた。ユーロ/ドル<EUR=EBS>は1.1215ドルにやや下落した。前週5日には1.1208ドルと、1月3日以来の安値を更新していた。

英ポンド<GBP=D3>は1.25ドルを下回り、6カ月ぶり安値を更新。経済指標が軟調だったことに加え、イングランド銀行(英中央銀行)が2020年に利下げに踏み切るとの観測が高まっていることで、一時は0.15%安の1.2516ドルを付けた。

新興国通貨ではトルコリラが下落。トルコのエルドアン大統領が6日、チェティンカヤ中銀総裁を更迭したことを受け、リラ<TRYTOM=D3>は対ドルで5.8245リラと、2週間ぶり安値を更新した。終盤の取引では1.91%安の5.742リラとなっている。

ドル/円 NY終値 108.71/108.74

始値 108.52

高値 108.80

安値 108.52

ユーロ/ドル NY終値 1.1214/1.1215

始値 1.1214

高値 1.1226

安値 1.1208

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