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若者の保守化は本当か

 少し前から気になっていたのだが、若者が保守化しているというのは本当だろうか。統計を精査した上で、そういう傾向があるという報告を、ネット上で複数見たような気がする。あまり信じたくはないのだが、わが家の子世代、孫世代を見ているだけでも、そんな現象があっても不思議ではないと思えてきた。

 それを簡単に要約すると、「環境への過度の適応」ということになる。人当たりも、物わかりもいいのだが、現状への不満は少ない。「世の中はこうあるべきだ」といった理想追求の姿勢がなくて、とにかく現状を前提にして、自分をそれに適応させることだけに頭を使っているように見えるのだ。その根底には、「自分が生きているこの世の中の現状は、そんなに悪いものではない」という認識がありそうだ。

 だから選挙に対しても、関心はあまり強くない。ただし私の政治的立場は、家族はよく知っているから、「今度は〇〇さんでいいんでしょ」程度のことは言ってくれる。そして選挙権を無駄に捨てるようなことは、ずっと以前から、私の家の中では考えられないことになっている。しかしこれが、政治家とは縁のない一般家庭だったらどうなるのだろう。家族や家庭の会話の中に、政治や選挙の話が出ることは、非常に少ないのではないだろうか。そして投票日になったらどうするか。

 自分に特段の意見もなく、世の中がそんなに悪くないと思っていれば、野党の候補者に投票する意味はなくなる。投票に行くとしたら、政権与党の候補に入れておけばいいや、ということになるのではないか。梅雨空の下で、あまり盛り上がっている様子もない選挙が進んでいる。

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